このコーナーは、本誌と連動する 『スマッシュ調査団』と『テニスフリートーク』で構成されています。
 『スマッシュ調査団』は、テニスに関する素朴な疑問を調査・解決していく、本誌で大好評連載中のコーナー。毎月寄せられる多くの依頼に本誌だけではとても答えていけそうにない。というわけで、インターネット部門を開設することになりました。このコーナーは随時更新していく予定なので、こまめにチェックして下さいね。依頼は、従来通り本誌宛へのお葉書はもちろん、インターネットでも受付けます。インターネット受付分から本誌への展開もあるので、「アレって何かな?」と思ったら、依頼してほしい!
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依頼内容995:鈴木貴男選手の使用ストリングはバボラのVSチームとVSタッチのどちらでしょうか。また、鈴木選手はストリングの契約はしているのでしょうか。

長崎県のプレステイさん

報告995:VSタッチだ。バボラとも契約関係があるはずだ。
 契約と言っても、バボラはガットではいわゆる金銭を伴う契約は結ばないのが普通で、用具提供の契約だと思われる。
 ガットに関して選手とブランドに契約関係があるかどうかは、ラケットのステンシルマーク(ラケットブランドのマークとは別に、下のほうに小さめに入れられているケースが多い)で確認できる。バボラの場合は黒い2本線(通称ダブルライン)で、ゴーセンならGマーク、トーアストリングならTマーク、さくらんぼのマークはキルシュバウムなどだ。


依頼内容993:プロでも店頭発売平均290グラム前後のラケットを使っている人(エナンやロブレドなど)は実際どのくらいの重量のものを使っているのでしょうか?また重くするならはじめから重い似たようなモデルを使えばいいのでは?
 錦織圭くんについて知りたいです。教えてください。本誌で10代選手(日本の注目選手や世界のトップジュニア)の特集を読みたいです。

神奈川県のナルさん

報告993:ナダルの場合は、何グラムという具体的な数字はないものの、「すっごく軽いラケットですよ」と増田健太郎さんが言っていたことがある。
 実はプロと言っても重たいラケットを好む選手と、軽いラケットを好む選手がいて、比較的身体が小さかったり、パワーが低い選手ほどラケットは重めという傾向があり、逆に大きくて筋力があり、さらに若い選手だと軽いラケットを好む選手が多く出てくる。
 これはラケットに何を求めるかと、育ってきた環境が大きいらしい。鈴木貴男選手は各部をチューニングして400グラム超のラケットを使っていると先日うかがったばかりだが、逆にほとんどメーカーからもらったそのままを使用しているという選手も少なくない。
 これは選手の育ち方にも関係がある。初めて使ったラケットがウッドだったベテラン世代の場合は、比較的重いラケットを好む傾向があり、最初からカーボンだった若い世代は軽いラケットでプレーを構築してきたという違いがあるのだ(ちなみに、鈴木貴男選手は約300グラムのラケットを軽く素振りして「これ軽いですねえ」と驚いていたので、前述した増田さんのコメントもある程度は割引して考えたほうがいいかもしれない。そのラケットは一般プレーヤーからすると、やや重めのラケットだったが、鈴木選手に言わせると「すごく軽い」と驚くレベルなのだ……)。
 海外の情報だと、「ナダルは重めにカスタマイズされたバボラ・アエロプロドライブを使っている」と書かれている文献もあるようだが、どの程度重く、というのは書かれていない。彼が前に使っていたのは同ピュアドライブ。このラケットを使用する選手の場合、そう極端に重くする、という話は少ないようなので、彼のラケットもガット張り上げ状態で300グラム超前後、400グラム以下ということではなかろうか(ちなみに、ナダルのラケットのグリップサイズは1、らしい)。
 女子とは比較しない方がいい。女子と男子では面の大きさが違うだけでなく、プロのレベルでは両者のパワーの差は無視できないほど大きい。
 錦織圭選手に関しては、このサイトの中にも報告されているし、また、本誌の中でも逐次報告されているので、どうか本誌を読んでみてください。
 彼の特集か……。彼が当たり前の顔で巻頭特集に載り、表紙になり、時にはポスターになる、という日が早く来て欲しいと我々も願っている。


依頼内容987:なぜスピンがかかりやすいように表面に加工してあるストリングのゲージは、最も細い部分が1.30mmで統一されているのですか。

長野県のlong tailさん

報告987:あの、別に統一されてないんですが……。たまたまお近くの製品がそうだったのではないかと……。別にルールとかの決まりではない。


依頼内容986:ジェームズブレイクの使用している黒色のラケット何処のメーカーかわかりますか??

兵庫県の黄泉さん

報告986:プリンス社の試作品のはずだ。彼は今年の春以来ずっと、プリンスと彼のモデルを開発中だと言われている。プリンス社と契約している選手で、使用ラケットを開発中の場合、大抵は黒いラケットとなる。


依頼内容985:ラケットに関してですが、ガットを張替えて2週間くらい使っているとテンションが落ちてくるせいか、ラリーしたあとにガットをみるとかなり寄れています。そのまま寄れを直さずに打つとコントロールや回転量などに影響してくるのでしょうか?それとも関係ないのでしょうか?変な質問ですいません。

北海道のシラトーさん

報告985:依頼者がもし、打つ時にラケットの糸の一本一本を使い分けている、例えば、ウイナーを狙うときは真ん中の2本で打ち、殺すときは糸を3本分ズラす、なんてことをやっているのだとすれば影響はあるだろうが、通常のプレーではほとんど影響は考えられない。
 糸が寄りすぎて、ボールがそのまま挟まりそうだ、というほど激しく寄っているなら別だが……。


依頼内容967:杉田祐一選手がラケットにつけている振動止めはどこのメーカーの製品です
か?四角い形をしているのですが・・・

北海道のtech breedさん

報告967:以前は付けていたが、AIGオープンの予選時には振動止めをしていなかった。今後はもう着けないままで行くのか、たまたまなのかはわからないが、彼は現時点(2006年10月時)では振動止めを付けていない。彼はバボラ社との関係が強い選手なので、今後また付けるとしてもバボラ社関連のものとなるのではなかろうか。


依頼内容956:カルロスモヤ選手やトマス・バーディッチ選手が使っている振動止めは何ですか?

北海道のTomas Berdychさん

報告956:恐らく、という曖昧な情報で申し訳ないが、トーナグリップを販売している会社が作っている、バイブカットという振動止めだと思われる。日本でも専門店に行けば普通に置いてある製品で、国内では株式会社テニックが輸入代理店だ。
 ラケットに装着された状態だと楕円形になっているが、製品の段階では丸いので要注意。


依頼内容955:めっちゃアンチッチファンです!
ラケットもアンチッチ使用モデルを使っています。
アンチッチの使用ガットはなんでしょうか??

大阪府のモンチッチさん

報告955:アンチッチは男前だし、プレーもカッコいい。実はかなり熱い性格らしいが、発言などでも素直に心情を語ってくれるファンに対して誠実なタイプだし、この先も期待したい選手だ。
 さて、最近の選手はハイブリッドユーザーが増えていて、実は時期によって変えているという選手が多くなっているのだが、アンチッチの使用ストリングとして現時点でわかっているのは全仏後のデータで、メインがLuxilon Alu Power 1.25 でクロスがBabolat VS Touch 1.30のハイブリッドだったとのことだ。


依頼内容948:バボラのラケットは、市販されている物がプロにも供給されていると聞いたのですが本当なのでしょうか?
プロが使うには軽すぎるのではないのでしょうか?

北海道のアンちゃんさん

報告948:バボラはそう公言している。選手によって重りを張ったりとバランスチューンはしているだろうが、フレーム自体は市販品と同じだそうだ。
 プロが使うには軽すぎ、というのはどの製品を指してのことかわからないが、最近のプロはみんな意外に軽いラケットを使っている選手が増えている。最近のプロの場合、初めてラケットを握ったときからすでにグラファイト製だったという世代がほとんど。そのプレーも軽い今のラケットで構築されているので、昔のように500gとか、400g超というラケットを使っている選手は減少傾向だと言われている。


依頼内容947:自分は、四月からテニスを始めた高校生で、そろそろ新しいラケットを購入しようと考えているのですが、自分的(勝手にですがw)は、BABOLATのAERO STRIKEかBRIDGESTONEのX-BLADE 2.9MPにしようかな-なんて思っています。自分はまだ、プレースタイルなどもハッキリしてませんし、特別どんなのがっていうのもないんですが…ちなみに今はYONEXのRDTIを使っています。上で挙げたラケットは自分に合っているのでしょうか・・・?また、二つのラケットの特徴などを教えて頂けるとありがたいです。ヨロシクお願いします。

北海道のプロハリさん

報告947:掲示板の方にいただいたメールだが、こちらの方が適当だろう、と横滑ってきたので報告したい、のだが、困ったな……。
 高校生の初心者ということであれば、どのラケットを使っても大丈夫だと思うが……。ある程度、どういうラケットが欲しいのか、ラケットに何を求めるのかが定まった時点で、専門店に行ってその要望を伝えればいいのではなかろうかと思う。ご依頼の上記の2機種の特徴に関しては、該当するメーカーのホームページを参照されるといいだろう。正直に言って、最近のラケットの場合、メーカーのうたい文句にほぼ間違いはなくなってきている。ネット上には色々とインプレッションなどを書いておられる方もいるので、そちらも合わせて参考にしてもいいだろう。
 ただ、やはり自分で使ってみないと最終的にはわからない。試打の機会は意外に近辺にもあるはず。その機会を生かして実際に打ってみることが大事だろう。もしくは、身近に該当するラケットを持っている方がいたら、お願いして打たせていただくというのも手だ。


依頼内容946:ガットとテンションについてお尋ねしたいのです。
ガットの種類(ポリ系・ナチュラル系)やテンション、例えば5ポンド違うとどれくらいスピンのかかり具合や飛び具合、球のスピードは変わるのかという目安みたいなものがあれば知りたいのでよろしくお願いします。いつもメーカー推奨ガットを推奨ポンドの真ん中で張っているのですが、変えるにもどう変えていいのかよくわかないのでお尋ねしました。感覚的なもので答えるのも難しいと思いますが、よろしくお願

京都府のにこぶーさん

報告946:ガットは現在実に様々な種類のものが売られていて、ゲージ(太さ)も何段階にもわかれていて、同じシリーズでも太さの違いで随分とイメージが変わるものだし、ラケットが違えば、同じ糸を張っても印象が変わるというケースもある。また、プレーヤーのスタイルによっても変化するので、最大公約数的な目安というのは実は非常に出しにくい。
 基本的な方針として、まずはいつも使っているガットでテンションを3〜5ポンド刻みで変えてみて試してみて欲しい。普段使っていて、飛びすぎると思うなら上げてみて、もっと飛ばしたい、回転をかけたいというのであれば下げてみて試してみて欲しい。そして、「これはいい!」というものが見つかった時に、テニスの専門店を訪ねてその状態を記録してもらうと、次もいい状態のものを手にしやすくなるだろう。
 基本的には今感じられている感覚を専門店のストリンガーさんに相談してみていただければ、彼らはプロなので色々な処方箋を示してくれるだろう。
 ただし、感覚的なものなので、早い人でも数回以上は試行錯誤の期間があるものと思っておいて欲しい。いきなりズバリ、というのは非常にレアなケースだと心得て、ストリンガーさんと一緒に自分の最適な状態を探していこう、というスタンスで試みてみて欲しい。


依頼内容945:ロディックやシャラポワが使用している振動止め(ゴムみたいの)は何社のなんという商品でしょうか?
また、プロでは振動止めをつけている人とつけてない人どちらのほうが多いのでしょうか?

神奈川県のナルさん

報告945:あれは、その、なんだ、太い輪ゴムだ。
 アガシも似たようなものを付けていたためか、一時ヘッド社が製品化していたことはあったが、今はない。実はアガシも近くにあった太い輪ゴムを試したら具合がよかったから使い始めた、と言われている(真偽不明)。ストリンガーさんが供給している、という噂もあるがこちらも定かではない。
 もし、再現したい、ということであれば、大きめの文房具屋さんに行けば太い輪ゴムが売られているはずなのでそれで再現できると思う。
 プロで振動止めを付けている人といない人というのは、案外難しい依頼で、というのはラケットの機種に依存するからだ。振動が大きければつけるだろうし、付けなくてもいいなら付けないもので、時期により変動するものだからだ。


依頼内容941:選手の使用しているストリングについて質問します。
モヤやプエルタがオリジナルを使用していたり、マスーやゴンザレスがアルパワーを使用しているのに、なぜ、バボラのホームページには、この4人ともプロハリケーン使用と書いてあるのですか?

愛知県のナダルさん

報告941:うーん、依頼者得たその情報はどこからかのものなのかが気になるが、公式にはそうなっている、ということではいけないものなんだろうか。
 正直、最近は特に選手たちはガットを色々と試しているようで、ずっと同じガットで同じテンション、という選手は減少傾向にある。これだけ多くのガットが次々とリリースされている状況で、少しでも戦闘力を上げたいということなのだろうが、ある大会では○、次のある大会では●という具合になっているのが全体の傾向として存在しているのだ。
 以前はプロと言えばナチュラル、というムードだったが、今日では全体の7割近くがポリかハイブリッドのユーザーになったという発表もなされている。今後もこの傾向は続くだろう。


依頼内容940:メインストリングがよく切れる人と、クロスストリングがよく切れる人がい ますが、メインストリングが、よく切れる理由と、クロスストリングが、よく切れる 理由を教えてください。

東京都のS.T.さん

報告940:使い方もあるが、ラケットによっても多少差が出る。ラケットのグロメットの穴を大きくするなどの仕組みが付いていて、糸がたわみやすくしてあったり、糸が大きく動きやすくしているものだったりすると、その働きによって糸が動く。この糸の動きによって、どちらかの糸が、どちらかの糸をのこぎりのように削る動きになることがあり、その結果、どちらかが切れやすくなる、ということはありうる。
 また、スピンをかけていく時に、ラケットの使い方が、タテに使っているか、横に使っているかでも違ってくる。これはスイングの軌道の違いに起因する。
 打った後に糸がよじれたりすると思うが、どちらの糸がより多く動いているかを確認してみて欲しい。よじれているのとは反対側の糸が切れやすい、という傾向が出てくるはずだ。
 いずれにせよ、糸でボールを打っているのだから切れるのは防ぎようがない。
 もし、どうしても気になる、少しでも切れないようにしたいというのなら、一度、プロのストリンガーさんがいる専門店で同じことを相談してみることをお勧めする。


依頼内容898:最近ガウディオ選手の使っているトアルソンのガットでサーマックス 127(黄色いやつ)というのが気になります。このガットは耐久性がよくコントロールがいいという宣伝で売られているのは知ってますが、僕はポリにはテンション維持力を気にかけるほうで、テンションが落ちるくらいならいっそ切れてしまってもよいと考えています。あと打感はソフト過ぎず硬すぎず(プロハリがもうちょっと硬くなってほしいくらい)が好みです!ということでこのガットについて、意見をお願いします。また僕にこんなガットが合うんじゃないかなどあったらお願いします<m(__)m>ちなみに僕はスピン多めのコントロール系のプレイヤーです。あと、スピンガットは好きじゃありません…お願いします<m(__)m>

神奈川県のユウキさん

報告898:大変心苦しいのだが、特定のメーカーの製品に対する何かの評価、というのはこのコーナーでは基本的にできない(このコーナーが専門誌のコーナーであればこそ、特定のメーカーだけをご贔屓にするようなことができないのです。ご了承ください)。依頼者の信頼できるプロのストリンガーさんに同様の質問をぶつけられてはいかがだろうか。これだけご自身のテニスについて自覚のある方であれば、ストリンガーさんもお勧めを提示しやすいはずだ。


依頼内容897:モヤやナダル、ジネプリ選手が、はいてるテニスシューズについて調べてください。

千葉県のもんごるさん

報告897:ATPが公式情報だ。
ジネプリはNike Air Max Breathe Free II、モヤとナダルがNike Air Max Breathe 3ということになっている。ただ、ナダルは最近のインタビューで、新しいシューズを作ってもらっていると話していたから、近いうちに変わるかもしれないし、すでに試作品を身につけている可能性もある。


依頼内容896:グロージャン使用中の振動止めは何?

北海道のゆうたさん

報告896:テクニファイバーのビブラクリップという商品だと思われる。テクニファイバーはフランスのブランド。今はアメリカに住んでいるというグロージャンだが、やはり母国のブランドとはつながりが深いのだろう。


依頼内容895:最近ストロークの威力が足らないわけではないのですがさらに上げるためにストリングを変更しようと考えています。各社でさまざま種類のストリングが出ていますがどのようなストリングが良いですか?また反発力と弾性力の違いとどちらを優先したら良いですか?またストリングを変えずにテンションの変更だけでも対応できますか?
ちなみに今はルキシロンのオリジナルを54ポンドで張っています。

東京都のLa Bombaさん

報告895:まずは行きつけのテニスショップのストリンガーさんに相談してみて欲しい。そういうお店が近くにないというなら、もうすぐ春休みだし、この機会に訪ねてみるのもいいだろう。
 ボールに勢いを出したいという場合、より弾性力の強さをうたったものの方が恐らくご希望のものに近いかもしれない。反発力をうたったガットというのは逆に固いイメージが出ることがある。ただし、この辺の用語の解釈は案外難しく、同じ言葉でも、メーカーによって意味が若干違っている場合もある。細かなことはやはり、多くのデータを持っているプロのストリンガーさんに聞くのが一番だ。
 もちろん、テンションを下げることでもOKだろうし、ゲージを変えるという手もある。ただ、どの程度下げるかは、やはりストリンガーさんと相談して欲しい。もし、ご自分や仲間内で張られているのであれば、3〜5ポンド刻みで変えてみて試すというのが最初の第一歩だろう。この場合、ただ落とす方面だけでなく、上げる方面も試された方がいいかもしれない。案外、上げたら逆によくなった、というケースが出ちゃったりすることもある。
 ガットは本当にたくさんの種類が出ている。国産メーカーはもちろん、国内に正規輸入代理店があって広く流通しているものだけではなく、専門店さんなどが独自に海外から輸入しているものまで含めたら、我々でさえ一体何種類あるのだ、と把握しきれていないほどだ。餅は餅屋というが、糸は糸屋に聞くのが一番。とりあえず専門店のストリンガーさんを頼りにして欲しい。


依頼内容881:全豪オープンのサーフェスについてお伺いします。
何人かの選手や解説者が、今年のサーフェスは遅いと言っていたと聞きます。ヒューイットも去年から不満を言っていました。でもヒューイットはリバウンドエース育ちのはずだし、シドニーなど他の大会ではたくさん勝っているのにと思うと、ちょっと不思議な気がします。
全豪のサーフェスは近年とみに遅くなったのでしょうか。また他の大会のリバウンドエースとは種類が違うのでしょうか。

東京都のKEROさん

報告881:全豪のサーフェスは05年大会前に全面的に張り替えられたという。その際、実際に「速くはした」、らしい。しかし、ヒューイットから、「速くしてくれと言ったのに、全然変わっていない」と言われてしまった。当時、ウッドブリッジがテストプレーヤーとして、大会前に実際にプレーして、速さを確認し、お墨付きを得たと反論していたが、選手の感じ方というのは様々なので、納得しなかったヒューイットと、納得したウッドブリッジという差がこうした事態を生んだのだろう。
 また、ボールによっても差は出るし、気温によっても差が出る。特にリバウンドエース系のサーフェスは表面がゴム状のため、暑くなり過ぎるとやわらかくなり、摩擦係数が上がることがあるようだ。
ボールもゴムでできている。寒いとゴムが硬くなり、打感も固く、飛びにくくなるが(内部の空気の圧力が、冷えることで下がることも影響がある)、熱いとやわらかく飛びやすくなる。やわらかくなったサーフェスに、やわらかくなったボールが出会えば、当然遅くなるだろうし、ボールは跳ねるはず。予想通り、今年の全豪で聞かれたのは、「サーフェスは遅く、ボールが跳ねる」という声だった(これがクレーコーターたちが活躍しやすい理由でもある)。
まさか、とは思うがウッドブリッジたちがテストして、「OK、OK。十分速くなったよ」と言ったのが、まだ春の涼しい季節であり、夏の暑さを考慮に入れていなかったということはなかろうが、おおらかなオージー気質を思い出すとちょっと不安だ。他の大会のリバウンドエースとの違いは、新しいということと、常に整備された状態ということ。サーフェスの特性上、新しいほど表面がやわらかい可能性が高い。古くなれば、表面が削られて地肌が出てきて、普通のハードコートのような状態に近づいて速くなる可能性も低くはないが、新品に近いコートだとそれは出ない。その意味での違いが出る可能性はあるが、全豪だけ特別ということはない。最近とみに速くなったというより、ヒューイット自身が、より速いサーフェスを強く望むようになった、望んでもいい立場になった(なにしろ、オージー?1であり、現在オージー、ほぼ唯一のトップ選手でもある)ということも大きかろう。
シドニーで勝てても、というのは、やはり本番のGSとの違いとしか言えないが、3セットマッチと5セットマッチの差もあろう。
ちなみに、ヒューイット自身は、育成のためにはハードコートではなく、クレーコートを作るべきだとも主張しているようだ。

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