| 報告993:ナダルの場合は、何グラムという具体的な数字はないものの、「すっごく軽いラケットですよ」と増田健太郎さんが言っていたことがある。
実はプロと言っても重たいラケットを好む選手と、軽いラケットを好む選手がいて、比較的身体が小さかったり、パワーが低い選手ほどラケットは重めという傾向があり、逆に大きくて筋力があり、さらに若い選手だと軽いラケットを好む選手が多く出てくる。
これはラケットに何を求めるかと、育ってきた環境が大きいらしい。鈴木貴男選手は各部をチューニングして400グラム超のラケットを使っていると先日うかがったばかりだが、逆にほとんどメーカーからもらったそのままを使用しているという選手も少なくない。
これは選手の育ち方にも関係がある。初めて使ったラケットがウッドだったベテラン世代の場合は、比較的重いラケットを好む傾向があり、最初からカーボンだった若い世代は軽いラケットでプレーを構築してきたという違いがあるのだ(ちなみに、鈴木貴男選手は約300グラムのラケットを軽く素振りして「これ軽いですねえ」と驚いていたので、前述した増田さんのコメントもある程度は割引して考えたほうがいいかもしれない。そのラケットは一般プレーヤーからすると、やや重めのラケットだったが、鈴木選手に言わせると「すごく軽い」と驚くレベルなのだ……)。
海外の情報だと、「ナダルは重めにカスタマイズされたバボラ・アエロプロドライブを使っている」と書かれている文献もあるようだが、どの程度重く、というのは書かれていない。彼が前に使っていたのは同ピュアドライブ。このラケットを使用する選手の場合、そう極端に重くする、という話は少ないようなので、彼のラケットもガット張り上げ状態で300グラム超前後、400グラム以下ということではなかろうか(ちなみに、ナダルのラケットのグリップサイズは1、らしい)。
女子とは比較しない方がいい。女子と男子では面の大きさが違うだけでなく、プロのレベルでは両者のパワーの差は無視できないほど大きい。
錦織圭選手に関しては、このサイトの中にも報告されているし、また、本誌の中でも逐次報告されているので、どうか本誌を読んでみてください。
彼の特集か……。彼が当たり前の顔で巻頭特集に載り、表紙になり、時にはポスターになる、という日が早く来て欲しいと我々も願っている。
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