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依頼内容879:いつも楽しくスマッシュを拝見しています。
僕は今春に尾崎健さんのいるワイルテニスアカデミーにテニス留学しようと思っています。しかしインターネットや電話等で調べてみてもいまいち留学の仕方がわかりません。なのでスマッシュさんのほうで詳しく調べていただけないでしょうか。お願いします

東京都のハルさん

報告879:まずは日本の代理店である、ジーツーの山崎様までお問合せいただいた方がよかろう。電話番号は、03-3454-9140だ。
 しかし、この問い合わせ先は毎号本誌に掲載されているのだが……。
 留学の仕方がわからないというのは、どういう意味なのだろうか? 電話等で調べたということは、上記の電話にも全て電話した、ということだろうか。その上で、留学のことがわからないということであれば、学校の進路指導担当の先生にも相談するといいかもしれない。意外にたくさんの情報を持っていたり、詳しい人を紹介してくれる可能性もある。


依頼内容869:新年あけましておめでとうございます。
僕は今年の四月に高校三年生になれる予定なので、春の総体を以てテニス部は引退しようと思うのですが、スマッシュは毎月欠かさず買います!
さて、質問なんですけど僕は高校からテニスを始めまして、これは本当にがっかりで す。もし小学生とかもっと幼い時からテニスに出会っていれば、必ずや日本を代表す る選手になれていたと思います(笑)過去のことを悔やんでも仕方ないんですけど、僕 は自分がテニスをしていたことの証明のために、全日本選手権に出たいのですが、例 えば「総体なら本戦のベスト○○の選手ならでれるかも〜」とかそういう目安みたい なのはありますか?大学でもテニスをする予定なのでそういう目安があるのなら何で も教えてください。あと、予選でも本戦でも良いのでワイルドカードの貰い方を教え てください。

兵庫県のクレーコーターさん

報告869: もっと早くテニスと出会っていれば、というのは、案外多くの方が感じたことのある感慨ではなかろうか。ま、これはテニスに限らず、「もっと早く○○と」というのはあるものだ。もっと早くあの子と出会っていれば、なんてのまで含めると、世の中その手の感慨だらけだろう。
 さて、全日本選手権に出場するには、依頼者の条件だと、まだ間に合う方法としては、全日本ジュニアに優勝すること、または、大学に進学してインカレで優勝することの2通りの他は、地道に公式戦に出てランキングを上げるか、賞金総額100万円以上の地域選手権(関西・関東・東北オープン・東海中日など)に優勝すること、地域予選に出場し、それを通過してさらに本大会の予選に出てそれを通過するより他はない。
 目安はない。総体でベストなんとかなら、とかいう指標が欲しいというのは理解するが、高校総体でどの程度なら出られると杓子定規に言えるものなどない、というのは、恐らく依頼者もすでによくご存知のはずだ。
 お勧めできるのは、高校の試合以外にも一般の公式戦にチャンスがあればどんどん出て行くこと。そして、そこで自分のレベルを見極め、努力を続けることの二つだ。もちろん、高校総体で頑張って優勝すれば、チャンスがゼロというわけではない。
 しかし、いきなりワイルドカードの入手方法を知りたがっているようでは、先も辛いぞ。自力で出る、というぐらいの気合が必要だ。全日本というと、どこか簡単に考えてしまいがちな人も時々いるようだが、紛れもなく日本の最高峰の大会。日本テニス界最高の才能が集まる舞台だ。出るだけだって大変なのだ。
話は逸れるが、観戦ファンと呼ばれる人々の中には、「全日本で勝ったって、世界のテニスで勝てなきゃ……」と言う方が時々おられる。確かに正論だ。しかし、日本テニス界の持った最高の才能が、世界で通用しないということに関して、諦めのため息のみ、あげくに無視では発展性がない。出来る限り、ファンには試合に足を運んで欲しい。選手たちをファンの厳しい目に晒し、常に刺激を選手に与え続けることが大事なのだ。今はダメでも、ファンが育てるぞ、というぐらいの勢いが日本のテニスファンには欲しいと願う。そういうテニスファンが増えれば、我々だって動きやすくなるのだ……。
 話を戻そう。
お志は大切にして欲しい。高校から始めたから、ということをマイナスに考える必要はない。「だから俺は使い減りしていないのだ」とプラスに考えて頑張ってみて欲しい。正直に言って、遅いかどうかは本人の努力と才能が決めることで、年齢で決まるものではないと調査団では考える。オーストラリアのウェイン・アーサーズが「本格的に」テニスをスタートさせたのは、なんと18歳の時だったという(それ以前は趣味の延長の楽しいテニスだったとか)。彼はそれで世界のトップ100に入り、ダブルスでは世界的な名手だ。始めたのが遅かったせいか、30代を越えた後でも、新鮮さを失わず元気にツアーを回れている。
 依頼者も精進して欲しい。


依頼内容858:スマッシュのバックナンバーを探しているのですが、どちらに問い合わせたらよいですか?

神奈川県のささきさん

報告858:まずは弊社販売部(03-3815-5437・月曜〜金曜。午前10時〜午後6時半)にお問合せください。また、バックナンバー常備店は「書泉ブックマート」さまです。こちらにもお問合せください。東京都千代田区神保町1-21-6 電話03-3294-0011(代)です。


依頼内容857:毎回丁寧なお返事ありがとうございます。スマッシュを愛読しながら高校のテニス部でテニスを楽しんでます。
テニスを楽しんでいるのですが、最近腰を痛めてしまってサーブが打てなくなってしまいました。だけどそのままテニスを続けていたら歩けなくなってしまいました。そこでやめておけば良かったんじゃない?って思うかもしれませんが、試合も近かったの練習を休むわけにはいきませんでした。それに、一週間もテニスをしないと感覚がなくなって打てなくなってしまうので痛みを堪えてました。それでもって結局今年の冬の大会をすべて棒に振ってしまいました(泣)スポーツ専門の整形外科医に診せたとこ体が非常に硬いので生まれつき腰痛持ちと言われました。あと、僕はかなりハードヒットするほうなので、故障しやすいらしいのです。腰痛とは一生付き合っていかなければならのです。それでも僕はテニスが好きなので腰が痛くても続けたいです。そこで質問なのですが腰に負担をかけないフォームやプレイスタイルってありますか??あと、腰を痛めるフォームはどういうものか教えていただけませんか??

北海道のぽぽさん

報告857:まずは主治医の方と相談していただきたい。スポーツ専門医の方というのは、スポーツに関して非常に広範な知識をお持ちの専門家。その対処法に関しても色々なことを教えてくれるはずだ。また、テニスに詳しい理学療法士の方なども紹介してもらえるかもしれない。とにかく、専門家の方と相談のうえ、今後の方針を決めて欲しい。
普通の医師の方だと、「テニスをやめれば治る」とか言うのが普通だとは思うが、スポーツ専門医の方でそこまで極端な方はいないだろう。逆にスポーツ専門医がそこまで言う、としたら、すでにかなりの重症だと思われるので、焦る気持ちを抑えて今は治療に専念することをお勧めする。
 しかし、腰というのは、人間が二足歩行を始めた段階ですでに、大きな負担がかかることが約束された部位。テニスというのは本来人間が行なうには不自然な動きの連続であり、いわゆる「理想的」なフォームといっても、それは身体に負担が少ないというだけの話で、負担がないわけではないのだ。例えば、ボールを投げたり、サービスを打ったりという動作一つとっても、人間の肩や腕というのは、ボールを投げたりするために進化したのではなく、あくまでも日本の腕と手で細かい作業ができるように進化を遂げてきたという前提から逃れられない。どんなに理想的なフォームでも、それは肩には負担以外の何物でもないのだ。
 テニスがお好きな気持ちはよくわかる。しかし、今、焦ることが将来につながるかどうか、もう一度じっくり考えてみて欲しい。


依頼内容856:いつも スマッシュさんの雑誌とホームページを見て テニスを日々、色々研究しております。一つお願いなのですが、連続写真のところで、選手が構えに入る、もっと前からの連続写真は掲載できないでしょうか?振り始めはもうスイングが完成しいるように思います。良いスイングはそれ以前の、動作に秘密が隠されているような気がします。(どこかで、プレストレッチを入れてから、スイングをはじめているのでは?)よろしく お願いします。

愛知県のテニス小僧さん

報告856:お気持ちは非常によくわかるし、恐らく、ご指摘の部分の重要さもその通りだろう。
 しかし、ご理解いただきたいのは、物理的にそれが非常に難しいという点だ。我々が使っている連続写真は秒間10コマのものと、秒間14コマのもの、秒間8.5コマのものを使い分けている。10コマと14コマが35ミリフィルムで、8.5コマのものはデジタルだ。現時点で14コマのカメラを継続して使い続けている、実は世界でもほぼ、本誌が唯一と言っていい状況になった。というのは、すでにその能力を持ったカメラが現存し、現役で活躍できているのが、本誌写真部だけになっているからだ。本誌写真部以外は、全世界で8.5コマのデジタルカメラが普通であり、一部に秒間20何コマ、というカメラを使っている雑誌もあるが、あれだとまだ満足な画質を確保できないため、本誌では採用していない。
 で、フィルムの場合、10コマなら3.6秒で1本のフィルムがお終い、14コマだと2.5秒でフィルムが切れる。デジタルの場合、連続で記録できるのは48枚まで。記録できるのは5.6秒間だ。
サービスの連続写真などは、トスを高く上げる選手だと1本のフイルムで1回のサービスしか撮れない。いや、1回分も撮れないということがありうる。ストロークでもプロのスイングスピードで2回が限界(草プレーヤーだと、1回が限度ではなかろうか……)。デジタルなら、とおっしゃるだろうが、今度は秒間のコマ数が荒すぎて、連続写真としての理解度が低くなる。
となると、どこを優先するか、という話になる。確かに打ってから、次に打つまでの動きが重要、というのはおっしゃるとおりなのだが、あまりにも無限のパターンがある。そしてこれは意外にテレビの録画でも追いきれる部分でもあろう。連続写真の強みはテレビの録画のスローモーションでは追いきれない部分を見せられるという点。打ってから次に打つまで、はその前後の状況も細部にわたって記録されて初めて生きる情報。これを限られた誌面でやるのはあまりにも難しい……。
 と、言いながら、本誌編集部でも色々なアイデアはあり、実はそれぞれテストを続けている。この先の本誌の特集にも注目していただけると幸いだ。近々、すんごいのをお見せできる、はずだ。


依頼内容855:毎号楽しく購読させていただいております。まだテニス歴が浅いもので実に初歩的な質問で申し訳無いのですが、毎号貴誌に掲載されております草トーナメント情報のページを見て解らないことがあります、それは参加資格の所なんですが初級とか中級とかC級とかオープンとか書いてあるので一体どういう区分けの仕方なのかが解らなくて(まだビギナーですが、いずれは自分も出てみたいと思っているのですが参加資格の意味が解らなくてはどのトーナメントに応募していいのか出られるのかわかりません)困っています。誠に申し訳ないですが詳しく解説して頂けると助かります、よろしく御願いいたします。

香川県のカズクンさん

報告855:草大会での参加資格に関しては、まず大会主催者にお問合せいただくのが一番確実ではあるが、基本的には全て自己申告がベース、というのが現状ほとんどだ。自分が初級だと思っているなら、初級の大会が、中級だと思っていれば中級の大会がその対象となる。ただし、実際行ってみたら「なんだよ、みんな上級者じゃないか!!」という初級者の大会もありえる。残念だが、自己申告なだけにこれは防ぎようがない。ここは草大会長年の悩みどころと言われている。
 C級、D級というのは恐らく、女子の大会だと思うが、これは女子テニス連盟(通称女子連)のクラス分けで、初級大会とか中級大会と同じ意味だ。ただし、地域や都道府県によりクラス分けをしていないところもあるようなので、一度大会主催者に意味を確認された方がよろしかろうとは思う。基本的にはD級の大会でベスト8とか4になると、次はC級、という具合に規則があるのだが、これも実は地域によって様々なルールがあるようだ。
 草大会、というからには、参加申し込みをして、参加費を支払い、当日その場に行けば誰でも出られる、というのが大前提(資格として地域ランキングなどを条件に加えている大会もあるので、そういう大会は一度問い合わせをするのが無難だろう。オープンと書かれているものは、極端な話、全くの初心者でも、世界?1のフェデラーでも一緒に出られるオープンな大会という意味だ)。参加資格はその大会のバランスを崩してしまうほどうますぎたり、強すぎたりする人には遠慮してもらおう、という目的で設けられているものがほとんどだ。だから、恐れることはない。積極的に参加してみて欲しい。


依頼内容849:直接テニスの技術に関係のないことで恐縮なのですが・・・。
いろいろな方のテニス関係のサイトやブログを拝見していると、公式サイトやニュースサイトの選手の画像をそのまま掲載しているところがかなりあります。某有名な方のブログでも堂々とそれをされていて「リスクは覚悟の上で、読者のために掲載している」と公言なさってて(それはモラルとしてちょっとどうなんだろう?)と思ってしまいました。公式サイトやニュースサイトが、そういった行為に対して訴えるとか問題にした・・・というような事は、今まであったのでしょうか。現実には、山のようにある個人のサイトやブログをいちいちチェックして訴える、ということは無さそうには思いますが。

愛媛県のほのかさん

報告849:うーん、某有名な方の、とおっしゃるブログは、恐らく、あの方のだろうな、と見当も付いているし、恐らく、依頼者の方が疑問をお持ちになるきっかけになったであろう記事を我々も読んだ。元々、報道機関である放送局に長くおられた方の発言としてはあまりにも脇が甘すぎるご発言なので少し驚かされたが、自分のウェブサイト(これは営利、非営利を問わずまた、個人法人、プロ、アマを問わない)に、著作権を保有する撮影者、もしくは写真の権利を持っている団体などと、正式な契約関係を締結しない状態で、または、学術目的ではなく、さらに学術目的であったとしても十分な必要性がない状態で、無断で使用するのは、その内容にもよるとはいえ限りなくクロに近い(学術論文などで、その論文の論旨を補強するための引用は、学術振興のために著作権の範囲外と見なされることがあるが、学術論文以外での使用はもちろんその範囲には入らない)。
 以下は、ここをお読みの全てのウェブサイトの開設者の皆様にも注意をうながしたい内容を含んでいる。
 説明しよう。
 大会で撮られた写真というのは、大会に取材申請をして、正式な許可を得て撮影している我々でさえ、「報道を目的とする」という以外での使用は禁じられているし、本誌以外の媒体での使用や、二次使用(写真の販売や貸与など)も基本的にはできないことになっている。我々が撮影した写真の著作権は確かに我々にあるが、著作権は無限の権利ではない。使用に関しては当然、様々な制約があり、ルールがある。写真を撮ることを趣味とされるアマチュアの方が、テニスの会場で写真を撮り、それをご自身のホームページに掲載されているのをよく見かけるが、写真を撮るまではまあいいとして(後述するが、実はこれもグレー)、それをホームページに載せるのは実はかなりクロに近い行為だ(ちなみにたとえプリントするための実費でも、金銭をやり取りしちゃったら、譲渡先が選手本人や家族相手でもクロになる可能性大なので注意)。
 ちなみに、プレスカードを付けて、写真を撮っているカメラマンたちは、「写真を撮る許可」をそれぞれの立場でもらっているだけで、彼らに「写真を撮る権利」があるわけではないし、使用に関しても自由というわけではない。どんな著名なカメラマンであろうと、また媒体であろうと、大会が認めなければ撮影はできないし、事前に申請した内容を超えた使用もできない。また、許可を受けた以外の写真の使用が発覚した場合、次からは容赦なく取材申請が却下されるし、大会中であっても、大会側の指示を聞かなければ、即時にパスは取り上げられ、それに対して文句は言えないルールになっている(お互いの行き違いや、誤解の可能性もあるので弁明はできる。ただし、取り上げられる以前に警告はあるはずで、それを守らなければ弁明の余地もなくなる)。フリーランスのカメラマンが取材するときでも必ず、どこかの信用ある媒体や団体の責任者からの申請がセットにならないと、基本的には難しい。というのは、フリーランスの場合の写真の使用用途は媒体所属のカメラマンよりも多岐に渡るからだ。写真を配信する通信社などは元々、写真を世界中に配信することで利益を得て経営されている企業で、その使途も多岐に渡るが、フリーランスはこれを個人でやる形態。目的が単純な報道だけとは限らないので、審査も厳しくなるわけだ。
 国内でも観客の写真撮影を規制し始めている大会が増え、一部では話題にもなっているようだが、これにはどうも誤解もあるようだ。少なくともプロの興行において、写真の全ての権利を持っているのは大会であり、選手の肖像権を含め、大会が全て管理することで全てが成り立っている。そして、観客に写真を撮る「権利」というのは、元々存在しない。ここが非常に重要で、そして、最も誤解されているのではと思われる部分だ。
 歌手のコンサートに行って写真を撮れるコンサートがないのと、性質としては全く変わりがないのだ。プロスポーツイベントの場合、カメラチェックを行なってまで規制をしないのは、芸能人と違って彼らが写った写真が直接、彼ら彼女らの財産権までを侵害する心配が小さいことと(芸能人は笑顔の写真だけで売り物になるが、プロスポーツ選手はプレーで収入を得ているもので、顔だけ、姿だけで収入を得ているわけではないものと見なされるため)、全員のカメラをチェックするのが物理的、予算的に困難だからという理由がメインで、本来は歌手のコンサートと同じく、入り口で入念なカメラチェックがあっても何の不思議もないのだ。現状は「個人の思い出とするだけなら、黙認しておこう」という状態なのだ。
 ちなみに、全豪では観客による望遠レンズを使用した写真の撮影は禁止。大会のスコアなどをリアルタイムで許可なく実況することも禁じられている。写真撮影の規制などしているのは日本だけだ、と言う方が時々いるようだが、それは間違い。今後の情勢を考えた場合、現時点ではしていなくても、こうした規制が世界中の大会で実施される方向にある。田舎の小さな大会であれば、積極的に黙認してくれるかもしれないが、大会主催者の権利意識が確立されている大会であれば、問題視されるだろう。
 実は写真を撮ってそれが広く流布してしまうことが、撮られた人間の生死につながっている地域も実際にある。テニス選手やその関係者は金持ち→誘拐の対象、という図式。選手の家族の写真をみだりに撮って、インターネットに掲載したりすることが直接、その家族の生命を危険に晒す、という可能性だってなくはない。プロならこの危険性を知っていても、アマチュアがもし、それを知らない状態でサイトに写真を晒した結果、何かあった時に、アマだから、非営利だから、で言い逃れができるものではないし、プロ相手なら身元の特定はすぐにできるので、なんらかの形で「責任」を追及できても、匿名のサイトにアップされた写真が原因なら、「犯人」を特定することさえ難しい。観客として大会におもむく際に、自分の住所や氏名など、セキュリティを理由に個人情報を書かせられた人はいないと思うが、少なくともプレスカードを申請している人間の場合、責任者の住所と氏名、本人の住所と氏名、パスポート番号や、写真家協会の所属の有無、過去の取材歴など事細かに申請していて、どこの誰だかを全て提出している。大会によっては自宅の住所や電話番号、家族構成などの提出を求められたこともあったほどだ。
 ただし、観客席にいる観客には、それがたとえ有名人であっても、肖像権を放棄したものと見なされている。観客席ばかりを狙うパパラッチのカメラマンがヨーロッパに多いのは、そのためだ。全仏などはカンヌ映画祭から近いこともあり、多くの映画スターが観客席に座る。そういう有名人ばかりをずっと狙っているカメラマンも実は多い。映画スター側には「映画の宣伝」、「自分のアピール」という色気があるから、別に悪いことではないのだが、テニスを取材する立場から見れば、「何しに来てんだこいつら」と呆れることもある。逆に彼らの目からすれば、「テニスなんて撮っても商売にならん」ということなのかもしれないが……。
 アマチュアの大会の場合、大会の権利に加えて、今度は選手個人の肖像権による制限が大きくなる。プロスポーツ選手の場合は、「顔が売れるのも仕事の内」ということで、ある程度肖像権に関しては制限されているもの、と考えられているが、アマチュアは極論すれば、町を歩いている普通の人と同じだ。見ず知らずの人に写真を撮られ、それがどのように使用されるかもわからない、という状況は、肖像権の侵害の予備行為と見られても仕方があるまい。
 じゃあ、アマチュアのカメラマンはどうしたらいいの、となるだろうが、それはアマだろうがプロだろうが、きちんとルールを守り、通すべき筋はちゃんと通さないといけない、という当たり前のルールに立ち返って欲しい。
 何度も言うが、日本中が知っているような、有名なプロのカメラマンでも、しかるべきルートを通じて大会に取材申請を出して、それが認められなければ、ただの1枚も写真を撮れない、というのが本来のルールなのだ(繰り返すが、個人の思い出の記録としての撮影は黙認状態)。
 アマの場合も写真を撮りたいなら、しかるべきルートを自分で開拓し、そこを通じて取材申請を出すべき、というのが本来正しい手続き。そこを強行突破しようとすれば、結局、他の一般の観客、正しい手続きを経て取材活動をしている報道関係者、そして大会と選手に有形無形の迷惑がかかる、という想像力をどうか持っていただきたい。実際、アマチュアのカメラマンが、他の一般客の迷惑になっている、という苦情も大会中には寄せられているというし(彼らが指定席に侵入し、本当の切符を持っている人に不快な感情を与えたり、大きなレンズを観客席で振り回すことで視界の妨げになったり、下手すればぶつかったり……)、大会も彼らが「観客」である以上、プロ相手と違ってパスを取り上げて、はい、さようなら、というわけにもいきにくい(また、パスを取り上げられたプロはもう入れないが、観客としての立場なら、切符を買えばまた何度でも入ってこられるし……。だったら一律にダメにした方があらゆる意味で大会としては秩序を維持しやすいと考えるのは自然。ここを理解できないと、何度でもトラブルになるだろう)。
 それに、表立って口には出さなくても、実は写真を撮影されること自体を嫌っている選手も少なくない(プロがルールを守って撮影していても、文句を言う選手はトップクラスの選手にも存在する。ファンや観客に対して選手は滅多なことでは何も言わない。彼らも人気商売なのだと理解して欲しい)。さらに、写真の管理の問題、何かあった場合の責任の所在など、クリアしなければならない項目は多い。
 何度でも言うが、何かあった後で、「私はアマチュアですから」というのは許されることではない。写真は著作物であり、選手個人の肖像権、及び大会の持つ権利は直接それぞれの財産権につながっている。入場料を支払った観客だから、とはいえ無尽蔵の自由を許容すれば、現在のプロの興行は成り立たなくなる(ごく象徴的に言えば、TVの放映権料というのは、大会または主催者、あるいは権利保有者が映像の権利を保有しているから他者に対して売ることができるもので、写真撮影の許可を大会が握っているのも、その延長にあるものと考えていただきたい。そしてその中から大会の運営費が捻出され、選手の賞金となり、ファンもその興行を楽しめるというわけだ。少なくとも、資本主義社会での大会はそうなっている。中国のような政体の国の事情はまた別だろうが……。また、ご自身の勉強のため、という目的なのか試合をまるまるホームビデオで撮影している方も見かける。気持ちはわかるが、三脚を立てて通路にカメラを置く行為は、スタジアムコートやインドアでは消防法に違反する。注意していただきたい)。どうか、そういう想像力を持っていただけると幸いだ。我々もあまり堅苦しいことは言いたくはないが、どうか理解と自制をお願いしたい(本来こういうことは我々が言うことではなく、大会側が広報することなのだが……)。
 それでもどうしても写真を撮りたい、いつかはプロになるための練習もしたいし、売り込むための作品として撮りたいというのなら、自助努力を強く要請したい。全てのフリーランスの記者、カメラマンたちはみんなそういう道を通ってきているのだ。
 我々のような媒体の場合、許可を受けたい大会に対しては、撮った写真をどうやって使用したかの見本誌を毎月送付しており、それらは必ずチェックされている。それを何十年となく(本誌の場合は30年以上。初期の頃の苦労話を当時のカメラマンに聞くと、いつまででも喋っていられる程、長くなる……)やってきたし、我々の先輩記者やカメラマンたちの努力があるから今がある。もちろん、日本のテニスファンの皆様の支持があればこそ我々も取材活動を続けられていて、我々は読者の皆様の付託によって、取材活動を許されている。いわば我々はファンの皆さんの眼であり、耳。日本のカメラマンたちが海外の大会に行った時、日本人選手が負けた後でも「もうお前たちには関係ないだろ」と追い出されずに済んでいるのは、日本のカメラマンたちの撮った写真が真面目に報道で使われ、他の国の媒体に負けないぐらい数多く使用されているのを大会側が知っているからでもあるし、日本の読者が関心を持っていることに対し、彼らが一定の評価を与え、尊重しているからでもある。
 現在、大会の写真に限らず、実に数多くの報道写真がネットワーク上に掲載されている。また、多くのファンの方がご自身でサイトを立ち上げて、数々のニュースを発信しているのを見かける。誤解していただきたくないのは、受け手の立場からすれば、情報が増えるのはいいことではあるし、そういう広がり方は悪くはない、と調査団でも基本的に肯定的に見ている。ただ、「あれはどうなんだ?」と正面切って質問を受ければ、紋切り型の解答しかできない。堅苦しいことは言いたくないが、それが現実だ。
 しかし、明らかにどこからか無断で引っ張ってきたような、中にはフォトエージェンシーの透かしがそのまま入った状態の写真が掲載されていたりするのを見ると不安にもなる。該当サイトに対して直にリンクを張っているのはまだいいとしても(これもややグレーではあるが……)、そのまま引っ張ってきて張り付けるのはほとんどクロだし、ひどいケースではフォトライブラリーが付けた透かしを消す処理をしているのまで見かける。ここまでくると弁解の余地なく真っ黒だ。
 もし、ある人が開設したウェブサイトに掲載した写真が、開設者自身で撮影した写真ではなく、撮影者、あるいは写真の権利者に無断で画像そのものを貼り付けているのだとすれば、どんなクレジットを打とうが、はっきり言おう、これはクロだ(前述した通り、自分で撮影した写真でも、大会に撮影許可を得ないで撮った写真の使用はクロに近いグレー)。
 まず第一に想像していただきたい。その写真が撮影された、ということは、間違いなくそこにカメラマンがいて、シャッターを押したからなのだ。次はそのカメラマンがどうやってそこに行ったのかを考えていただきたい。飛行機の切符を彼自身か、彼の会社が買い、重い荷物を担いで移動して、タクシーにぼったくられたりしないか不安を抱えたりしつつ現地に入って、セキュリティが大丈夫かどうか、やや不安でも収支を計算してペイできる宿泊料のホテルに泊まり、毎日朝早く起きて大会に出かけて、一日中足を棒のようにして会場内を歩き回って撮影した写真の一部なのだと想像していただきたい。
 そんな思いをして撮られた写真を、ドラッグアンドドロップで、タダで使うことは写真を撮ったカメラマンの仕事に対する冒涜であり、同時に彼らの職業を脅かす行為でもあるとは想像できないだろうか?
 彼が収入を得られるのは、きちんと写真を買ってくれた相手からの支払いのみ。そして、その写真に対してお金を払っている会社は、そういう情報をファンに提供してなにがしかの対価を得て成り立っている。しかし、世界中のウェブサイトにすでに発表された写真が出た後に、同じ写真が出ている雑誌や、新聞、出版物を誰が再度お金を出して買うだろうか? そんなことが繰り返されれば、カメラマンたちは皆廃業で、情報を提供する仕事は全て成り立たなくなる。全ての情報はタダではない。情報を得るためには時間と労力、そしてお金がかかっている。ジャーナリズムだ、ボランティア精神だ、心意気だと、そんな問題ではないのだ。1枚の写真に対してかかっているコストに対して、正当な報酬が発生しているからこそ、報道も成り立つ。社会主義国の国家公務員の通信員でもない限り、情報を伝える仕事は需要と供給のバランスがあって初めて成立する。情報の受け手はそれを気づかないことがままあるが、それをどうか理解していただきたい。それは、ある人が丹精込めて育てた畑の作物を、別にそれを食べなくても飢え死にするほど追い詰められても居ないのに、おいしそうだからと無断で引っこ抜いていく行為となんら変わらないのだ(無断で写真を撮って、それを勝手に掲載するのは、きちんと筋を通せば、自分の畑がもらえるとわかっているのに、他人が丹精して育て上げた土の上に勝手に作物を植え、果実だけを得ようとする行為に近い)。
 確かに著作権の侵害に関しては、権利者が不正使用を見つけて訴えないと成立しない。形式としては親告罪だ。「リスクは負う」というコメントも、そういう背景があってのことだろうとは思うが、元々、報道に携わっていた方の発言にしては、その波及する影響を考慮したとは思えず、あまりにも不用意だと言わざるをえない、というのが我々の立場になる。
 確かに、現時点では星の数ほどあるサイトの一つひとつを調べ、いちいち全てを訴えることは物理的に難しいし、経費の面からも釣り合わない可能性は高い。
 しかし、今後も同じかと言えばそうとも言えまい。カメラマンやフォトエージェンシーにとっては死活問題。ある日突然、写真使用の請求書が届く、という可能性も0ではない。正直に言えば、雑誌の価格の半分は写真代に費やされていると言ってもいい。雑誌の質によっては、半分以上が写真代という本もあろう。我々の取材班がGS取材で使う予算は写真代も含めると百数十万円以上に及ぶ。1枚の写真の裏で働く人々の汗や苦労、そしてコストについても想像していただき、それを理解していただけると幸いだ。
 ウェブサイトの開設者の方はそれが非営利で、個人の趣味のページであっても、公共の目に供される著作物である、という意識をどうか持っていただきたい。そして、ルールに関して、一度は知ろうと心がけていただきたいと願う。

依頼内容834:スーパースターにはB型が多いと聞きました。テニス界はどうなのでしょうか?調べてみてください。あと、アガシとサンプラス、フェデラーや現在の主要なプレーヤーは何型なのでしょうか?よろしくお願いします。

千葉県のグリーンヴィルさん

報告834:以前にも一度、選手の血液型は、という依頼があったことがある。しかし、ご理解いただきたいのは、まず第一に、ABO式の血液型は万国共通で一般に用いられているわけではないこと、また、欧米諸国では自身が手術の必要な大きな病気や怪我をしたり、兵役などにでも就いた経験がなければ、自分の血液型を知らないという人が珍しくはないことを知っておいていただきたい。血液型の話題というのは、日本以外の国では滅多に出ない、比較的専門性の高い分野の話であり、かつプライバシーの範疇に入る個人情報なのだ。従って当然、選手の血液型のデータはない。ご了承いただきたい。
 また、血液型による性格診断などの研究は、歴史的に人種差別の根拠として用いられたこともある、ということも知識の中に入れておいておかれた方がよろしかろうと思う。何しろ自分の努力だけでは絶対に克服できない先天性のことであり、実は皆さんが想像するよりこの問題ははるかにデリケートなのだ。
 確かに座興としては面白い話題ではあるし、真面目に研究を重ねている方もいらっしゃるようだが、血液型の違いによるいじめ問題なども報じられている昨今では、我々の立場で何かを報告したりするのはやや不謹慎のそしりを免れない。ご理解いただけると幸いだ。

依頼内容823:ハイブリットストリングスのメイン(縦方向)に張られるストリングスとクロス(横方向)に張られるストリングスはそれぞれ主にどのような性能にかかわる働きをするのか教えてください。

神奈川県のオマーンさん

報告823:諸説あるが、ストリングの主な性質は、ボールを飛ばすことに関してはメインに張られるガットが大きな影響を持ち、打感はクロスが影響すると言われる。あとはラケットのフェイス形状やフレームの性質、ストリングパターン、テンションの調整の具合、張り方などで様々な答えがあるだろう。

依頼内容822:ドネーというラケットメーカはなくなったのでしょうか。買い換えたいのですが、ぜんぜん見かけません。

神奈川県のドンクさん

報告822:ブランドとしては存在しているが、日本に同社の製品を扱う輸入販売代理店が存在していない。日本で入手するためには並行輸入をしているショップさんに注文するか、直接海外のショップに問い合わせて個人輸入しか今のところ手はない。とりあえず、並行輸入品を扱っている専門店さんに一度お問い合わせいただいた方がよろしかろうと思われます。

依頼内容821:日本を主に世界中のプロ選手の現役中、引退後の生活について調べているんですがどうも資料がありません。例えばプロとアマの差。アマでもJOP等に出れば賞金はもらえるでしょうし、(そう甘くはないだろうが)他に仕事をしていれば副業としてテニスをしてお金も稼げるような気がします。特別なルールでこういったことは規制されているのでしょうか?
あと他には具体的に言うと獲得賞金額などは調べられるのですが、仮に実業団に入っている場合、もらっている給料や、スポンサーがついている選手が援助される内容などとにかくどうやって調べたらいいのか分かりません。簡単な方向性としてはテニスの選手は暮らしが大変だということを言いたいだけなんですが・・・。スマッシュ調査団はこのような掲示板も設け、様々な情報を提供してくれていますがどのようにその情報は入手しているのでしょうか?
お手数ですが出来ればこの手の物の資料の集め方のアドバイスもよろしくお願いします。

北海道の自由研さん

報告821:アマが賞金つきのJOP大会に出た場合、もらえるのは賞金ではなく日当。日当が賞金を上回る場合は、賞金より低い額しかもらえないという規定がある。以前、アマの身分でAIGオープンに出場し、2回戦まで勝ち抜いた岩見選手が手にしたのは日当で数万円のみ。プロであれば百数十万円の賞金がもらえたはずだが、アマであるためにもらえなかった。
 アマ規定というのは案外細かく規定されていて、これは日本テニス協会に問い合わせていただければ、答えが得られるはずだ。
 例えば、自分の名前を使った活動はできず、企業と広告契約もできない(用具提供などは別で、非常にグレーゾーン。あるメーカーと用具契約を結んでいて、表に出る時は必ずそのメーカーのものを身につけなければならなかったりするが、それで選手が直接収入を得ていると真っ黒でアウトだが、選手が所属するスクールや、学校など団体に対して契約金が支払われているという形ならOKとなる。ただし、アマの選手をメーカーの広告や、カタログなどに使用することはできない)。他に仕事をするにしても、テニスのアマなら、自分の名前を使ってテニスクリニックなどを開いてお客を取り、それで収入を得てしまうとアマ規定に触れる。また、雑誌などでの仕事も制約を受ける。モデルなどとして出演する分にはいいが、○○のなんとかコラム、みたいな形での自分の名前を使った活動は、アマ規定に抵触する恐れがある。とにかく、アマである以上、その競技を使い、自分の名前でお金を稼いではいけない、というのが基本なのだ。テニスを副業と言っても、テニスに関係する業務だと、アマ規定に触れる可能性がある。会社にいる間は、その人がどんなに優れたテニス選手でも、テニスに関係しない職種にしておかないと色々と具合が悪いのだ(スポーツメーカー所属の場合なら、開発部門に置いておけば、開発の名目ができるが……)。
 我々は情報を選手から直接得る場合もあるし、企業側から教えてもらう場合もある。しかし、これはただ、スマッシュの看板だけで可能なことではない。もちろん、それが大きく助けになっているのも事実だが、こまめなフィールドワークと、取材源との信頼関係の構築が情報収集には欠かせない。これは取材の基本部分だ。もちろん、便利なのでインターネットも活用する。しかし、自分の目と耳と足で情報を集めるものに勝る方法はない。

依頼内容820:いつも楽しく拝見させて頂いております。
さて最近、ラケットの偽物(中国製コピー商品)の話題を時々見かける様になりました。材質など全く別物とのことです。
こんなモノが出回れば個人売買など怖くて出来ません。
ラケットは実際に使ってみないと自分に合うかどうかわからないので個人売買で手に入れて使ってみる。そして自分に合えば新品を購入するという方法を使っています。実態の調査をお願い出来ないでしょうか。よろしくお願いします

大阪府のUS OPENさん

報告820:この話が出始めたのはこの1年ほどのこと。材質に関しての詳細はわからないが、細部の仕上げが甘く、本物は滅多なことでは外れないはずのグロメットがすぽっと抜けたり、そもそもグロメットが本物とは違うものが付いていたりするとのこと。しかし、塗装関連は非常に精巧にできていて、一見しただけだとすぐには見分けにくいとのことだ。
 だが、これは状況を考えれば、偽物が本物そっくりというのは当然だろう。現在、ほとんどのラケットは中国の工場で作られていている。つまり、本物も中国製なのだ。ということは、製法自体が流出している可能性もあり、塗装の原版が外部に流出している可能性もある。なんだったら、本物を作っている同じ工場で、偽物が作られていることもあるかもしれない(テニスではないが、実際、違う分野の製品ではそういうことがあったと言われる)。
 コピー商品というのは需要があって成立するもの。中国を含むアジア地域では現在、テニス人気が盛り上がりを見せているため、ラケットの需要があるが、本物はとても高くて中国の経済状況では一般人が手が出せるものではないため、コピー商品が作られ、一部が日本にも出回っているのではないか、というのが現在の観測だ。これは一昔前の日本の状況を思い出していただけば、想像も付くだろう。プリンスやヘッドなどの外国製ラケットはとても高くて手が出なかったが、国内ブランドなら手が出せた。もちろん、国内ブランドのラケットは偽物ではなかったが、庶民のための代用品でもあったという側面は否定できないし、メーカー側もそれを意識した製品作りをしていた、というのも否定できないでしょこれは、というまがい物スレスレの製品も数多くあった。また、もう完全な偽物というものも出回ったが、テニスブームが終息するとパタッと話を聞かなくなった。作っても売れないもの、本物に人気がないものの偽物は作られないからだ。また、プラザ合意後に輸入品の価格が下がった後は、国内製品も価格だけでは勝負できなくなり、真の意味での商品力が問われた。今も残っているメーカーのラケットに、もうデザインから色までそっくりですという、「まがい物」が絶無なのを見れば、今の市場の成熟ぶりがわかるだろう。
 現時点(05年9月)で把握されている偽物情報は、バボラ社製ピュアドライブ、ウイルソン製n-Six Oneなど数機種だ。中古品なども扱う専門店では怪しいと思った時点で、店頭には置かないとしているようだが、ネットのオークションでは、怪しい製品も随分出回っているのだとも聞く。しかし、自衛策はない。ネット関連では現物を確認することも基本的にはできないし、写真だけで判別はプロでも困難というのが今の偽物事情。商品を購入する際には信頼できる経路で、というのが結局、唯一の自衛策になる。悲しいが、他に対策はない。良貨を悪貨が駆逐するかどうかは、消費者側の賢さにかかっている。

依頼内容819:僕はラリーのときいつもおもいっきりうってしまい相手が返せなかったり自分がミスしたりしてしまいます。友達にラリーは続けないと意味がないといわれるので最近は弱々しくうってしまいます。ラリーのときはやはり続けるために弱々しく打たなければいけないのですか?ご意見お願いします。

富山県の富山県民さん

報告819:意味がよくわからないのだが、試合ではなく、友達と楽しくボールを打ち合っている場面で、一人でどかーんと打ってミスをしていたら、そりゃ友達たちだって、「お前、空気読めよ」となるだろう。
 ラリー練習で、続けないと意味はない、と言われたのなら、続けることでコントロールやスイングの力加減を身につけようという意味だろうと思われる。

依頼内容818:プロ選手の現役中、もしくは引退後の生活について調べているのですがどのようにしたら情報が手に入るか教えていただきたいのですが・・・。具体的に言うと一般的な選手が手に入れている平均的な賞金、実業団に入っている選手の大体の給料、選手が引退する平均年齢、選手が引退後どのように生活しているなどですが。自由研究をやるにつれ、テニスに関しての資料が少なく覚え、スマッシュ調査団の方々が何故いかなる依頼に大しても適切な答えが用意できるのか不思議です。どのように情報を集めているのか出来れば教えていただきたいのですが・・・。

北海道の自由研さん

報告818:どのように情報を集めているか? それはフィールドワークだ。情報は机の前にいただけでは十分に集まらない。何かのテーマがあり、それに対する回答の糸口が見つかったら、それがわかるところにでかけて取材をし、さらにまた取材を深める。そうやって情報は蓄積される。蓄積された情報ができあがってくれば、解答にいたるまでの道のりを最短距離にしやすくなる。とまあ、手前味噌に言うとこうなる。一応、創刊30年を超えるテニス専門誌なので、情報の集積は素晴らしいものがあるぶん、随分と助かってもいる。何かわからないことが出てきた場合、誰に聞けばいいか、どこに行けばいいかはすぐに判明するし、様々な形で情報が向こうから飛び込んでも来る。正直、我々はかなり有利な立場にいますです、はい。逆に我々はその集積された情報を余すところなく、読者の皆様にお伝えする使命もあるのでプレッシャーもあるが……。
 テニスに関しては非常にデータが少ない。しかし、少ないデータからでも、その先に到達することはできる。データをデータの現す数値だけで見るのではなく、さらにその先、どうしてそういう数値になったのかについて考察し、それを調べるためにはどこに行けばいいか、どうやって調べるかについても考えていただけると幸いだ。
 最近はインターネットが発達した分、情報を得るために自分の目と足を使うという方法が軽視されがちなようだが、一次情報というのは、そういう人の手と足で集められたもので、それが広く流布している。情報というのは、そういう広がり方をするものなのだ。

依頼内容817:毎度丁寧な返答に感謝です。
今回は、あるラケットについて調べて欲しいのですが、そのあるラケットとはジョン・マッケンロー選手が使っていた「MAX 200 GPRO」なんです。今となっては調べるすべももないのでどんなラケットなのかしらべてください。

愛知県の愛知の悪童もりぞーさん

報告817:独自の射出成型製法で作られたテニス史に残る名品として知られるのがご依頼のラケットだ。非常にしなやかなフレームのラケットとして知られ、今で言うと、しなりで飛ばす系統のラケットに入る。ちなみに、かなり長い期間作られたため、派生モデルや、兄弟モデルもたくさんあり、一口に「こんなラケットだった」とは言うのは難しいが、今も根強いファンが存在し、このラケットでなければダメ、というプレーヤーも多い。系統的に言うと、一応、現在のRIMシリーズが後継モデルという形になる。タッチを重視するスタイルのプレーヤーに特に愛され、マッケンローをはじめ、初期のグラフなども愛用した。

依頼内容816:テニスを始めてから毎月スマッシュを愛読させて頂いております。そこでふと疑問に思ったのですが、例えば発売日が8月20日なのに何故10月号なんですか?8月の月末に発売されるので8月号や9月号でも良いかと思うのですが・・・何故ズレているのでしょうか?テニスとは直接関係無く雑誌全般に言える事ですが、どうか宜しくお願い致します。

神奈川県のあがちっち父さん

報告816:いつもご愛読ありがとうございます。これからもひとつ、ご愛顧のほどをよろしくお願いします。
 さて、ご依頼の件だが、これは出版物の規則に則っている事柄だ。出版物は日刊ならその日の日付でわかり易いが、月刊の場合は基本的に毎月1日が発行日として指定されていて、発売日の翌月〜翌々月の月までを付けていいことになっている(発売日は様々でも、あくまでも発行日は毎月1日なのだ)。
 で、弊誌の場合の発売日は毎月21日。8月21日に店頭に並ぶ号は10月号だ。この号は8月21日〜9月20日まで店頭に置かれているが、一番長く置かれているのは9月の20日間。というわけで、10月1日発行ということになり、10月号という表示になる。
 月刊誌の場合は毎月20日が分岐点で、21日以降に発売日が設定されている定期刊行物の場合は、その翌月(発売日時点から見た場合は翌々月)の表示をしてもよい(正確に言うと、翌月1日の発行日としてよいということ。21日発売だが、翌月の1日に発行された、という形式になっている)ということになっている。というわけで、テニス誌の場合はまず、8月21日に10月号が2誌出た後、9月5日に10月号が3誌出ているという形になっているわけだ。これは商慣行の一つで、どうして、と言われても回答に窮する。

依頼内容815:メディカルセミナー'97「正しい肩の鍛え方」と言う記事を探しています。たしか、スマッシュで特集していたように記憶していますが。

埼玉県のDJMcEnさん

報告815:確かにおっしゃるようなページはありました。日付の通り、1997年に開催されたJTAメディカルセミナーをまとめたものです。
 しかし、もう一度日付を見ていただければご理解いただける通り、すでに7年も前のものとなります。この間、このホームページも何度かリニューアルしており、その際に整理されてしまいました。あしからずご了承ください。

依頼内容797:5年前にテニスを始めて、未だ初級者の私には、3歳の息子と1歳の娘がいます。もう上の子は「僕もボールポンポンしたい!」とまで言うようになりました。彼らを将来の世界ナンバーワン(もし、それが無理ならせめて本人の才能を最大限に発揮できるように)に育成するにはどんな方法があるでしょうか?(これは真剣な質問です)

愛知県のダブルスプレイヤーさん

報告797:真面目なご依頼、ということなので、こちらも真面目に報告させていただきたい。
 まず、テニスをお子様にやらせる、というのが全ての第1歩だろう。ほとんどの選手たちがテニスを開始した年齢は、10歳以前。ヘンマンは2.5歳からで、コリアは歩き始めた頃にはテニスをやっていた、とも言われる。多少の差こそあれ、大抵は小学校に上がるかどうか、という段階でテニスに出会っている選手がほとんどだ。こんな段階の子どもが「自分の意志」でテニスを始めたのだとしたら、逆にちょっと怖い。明らかに親の意志がそこには隠れていると見るべきだ。少なくとも親のどちらかがテニスが好きだったり、住んでいる地域がテニスが非常にさかんだったり、というバックボーンがある。お子様にテニス選手という選択肢を与えるのは、まずは親の役目でもあろう(筆者も「どうしてうちの親は自分が小さい時にピアノを習わせてくれなかったんだろう。ピアノができたらカッコよかったのになぁ」とうらめしく思うときがある……。親が聞いたら、「あんた、ピアノなんてやるような子どもじゃなかったでしょうが」と言われそうだが……)。
 将来テニスでトップ選手になろうと思ったら、開始年齢は早いことに越したことはない。なぜ、早い方がいいのかと言えば、答えは簡単だ。時間がないのだ。
 テニス選手は15〜18歳頃にツアーに出て、20代でピークを迎えなければならない。これは肉体的な老化の問題で、30歳以上までトップクラスの実力を維持できる選手は逆に例外だ。40歳で完成するペースでは遅すぎるのだ。
 となると、16〜18歳までにはツアーで「戦えるだけの能力」を身につけなければならないことになる。ただ打つ能力だけなら、運動能力次第で後からでも身に付くかもしれないが、ゲーム要素や数々の状況に対する適応力は経験による蓄積が物を言う。乱暴に例えると、すごいパワーのある大学生プレーヤーが、中高年のベテランプレーヤーに勝てない、という図を思い出していただくとわかりやすいかもしれない。ボールの力自体は若い方が強くても、テニスはそれだけで決まる種目ではなく、ボールの組み立てが大きな要素になるのだ。
 高校から始めたプレーヤーと、6歳から始めたプレーヤーでは、その経験年数に10年近い差がある。10年の経験差はそう簡単に埋まらない。早く始めた方が有利だ、というのは、打ち方だけの問題ではないのだ。どうやったら打てるか、と、どうやったら勝てるかは別問題。日本のプレーヤーが海外のテニス強国に対して最も遅れている部分はここだと長く指摘されているが、これは経験の蓄積なので、そう簡単には追いつけないのがつらい。
 さて、最初のコーチは親、という選手は非常に多い。最初からいきなりスクールで専門のコーチの下で付きっ切りの英才教育、という選手は案外そんなに多くはない。英才教育の施し手の最初は親、というケースが多いのだ(女子だと選手が大きくなっても、そのままコーチが親というケースは少なくない)。なにしろ親が教えるならコーチ代はタダだし、誰よりも熱心に教えられる。もしお近くに自由に使えるテニスコートがあったり、割と安い価格で毎日のように使えるコートがあれば理想的だが、そうもいかないというなら、子どもさんが小さい頃には、近くの公園の広い場所などで、ボール遊びのようなテニスからスタートさせてもよかろう。とにかくテニスを好きになってもらうことが第1歩だ。この最初の段階で、テニスが楽しくなること、テニスが楽しいと感じられるたくさんの思い出を親子で築くことが大切だ。
 これはジュニアの試合の勝ち負けのことではない。子どもというのは、親にほめられたい、家族の笑顔の中で過ごしたいという感情が強い。親子でテニスを楽しんだ、しかも自分がうまくできた時のお父さんはとても嬉しそうだった、などという経験の蓄積が、その後のテニス選手人生の中で非常に大きなものとなるはずだ。特にその開始期では、これは非常に大事な要素となる。逆に、テニスをしている時に、親がいつも自分をしかっていた、とかいう思い出ばかりになると、途中でテニスを止めてしまうだろう(サフィンはその開始期にテニスコーチであった母親に常にああしなさい、こうしなさいと厳しく言われすぎたため、ちゃんとできないと苛立つという強迫観念が生まれてしまった、と後に告白したことがある)。
 しかし、プロ選手の段階で発言される「テニスが好き」、「テニスは楽しい」という言葉は別の意味に取った方がいい。傍で見ていると「いや、あんたたちがやってるテニスは苦しそうだ……」と感じることの方が多いのだ(普通の生活をしている人が、30歳前にヒジや肩、股関節にメスを入れることなど、病気以外ではありえないが、彼らはそうしなければならないほど身体を酷使しているし……)。ある程度成長し、選手として、人間として自立し始めた後の「テニスは楽しい」は、「勝つことの喜び」が多分に含まれていると解釈した方がいいということだ。勝つためなら、多少の辛さなどどうということはない、と感じているのだろう(正直に言って、元トップクラスの選手だったという方々は、引退した後でも勝ち負けには非常にこだわる。長年、勝負の世界で生きてきたためについた習慣なのだろうが、時にはちょっと怖いな、と感じることがあるほどだ。逆につき物が落ちたかのように悟りを開いてしまうような方もいるが……)。
 ところで、昨今の小学校の運動会などでは、順位を付けなかったり、平均化を図ったりしていると聞く。一昔前の過剰な競争社会の反動なのだろうが、テニスに限らず、プロスポーツの世界というのは純然たる競争社会であり、非常に不平等な世界。勝っている者だけが評価され、結果が重視され、人気の有無が重視される。過程での努力などは結果や人気の前には評価の対象にはならない。食うか、食われるか。そして目立ったモン勝ちなのだ(人間性の部分ももちろん大切だが、それの評価軸は別となる。正直に言って、プロスポーツ選手というのは、エゴイストたちの集団で、そうでなければ生き残れないというムードが強い)。プロスポーツの社会が、不平等な競争社会である、という意識を親子ともどもしっかりと自覚しておいていただきたい。才能のある子どもはすぐにうまくなるだろうし、背が伸びたり、伸??????びなかったりもあるだろう。学校教育的な平等主義というのは、プロスポーツの世界には全く当てはまらないし、テニスには引き分けもない。常に勝者と敗者に分かれる。実力が同じなら、ルックスがよく性格の明るい選手にスポンサーは付くだろうし、そういった「華」に恵まれない選手は、相当の実力があっても評価されないこともある。これらを受け入れられないなら、プロスポーツの世界への適性そのものがないと言ってもいい。
 ところで、多くのトップ選手たちの伝記では、幼い頃の親子のやりとりは、微笑ましいものと、スパルタ系のどちらかに分かれる。グラフの父親は、「次にこれができたらアイスを買ってあげるよ」と幼いステフィとテニスを楽しんだというし、ヒンギスの母親はテニスの専門家だけに、英才教育に近い体制だったようだが、母メラニーさんが最も気遣ったのは、娘が楽しく、そして飽きずにテニスができることだったという。逆にアガシの父親は徹底したスパルタ教育だったようで、時には手も上げたらしい。その頃のことが原因で今もアンドレと父親のマイクは和解していないようだ(ちなみに、アガシの父マイクは元ボクサー。痛かっただろう……)。どちらがいいとは、杓子定規には言えない。しかし、共通しているのは、子どもも常に親の期待に応えようとしたはず、ということだ。自分が上達することはもちろん嬉しい。しかし、それで周囲が、例えば親がよろこんでいる顔を見るのはもっとうれしい、という気持ちが子どもの中には隠れている。アガシだって、父マイクの期待に応えようと思ったから、父親のスパルタのトレーニングに耐えたのだろうし、事実、父親のマイクはアンドレが一番自慢の息子だったというから、今は冷え切っていたとしても、当時はお互いに熱い愛情があったのだろうと思う。
 また、依頼者がもし、本気で将来の?1にお子様をしたい、とお考えならご自身の人生をその選手(お子様)に捧げるぐらいの覚悟は必要だろう。一人の世界一の選手を生み出すためには、一人の人生ぐらいは必要になると覚悟しておいて欲しい。これは時間と資金の両面で、だ。ジュニア時代は親の支援が欠かせないし、もし、お子様が途中で挫折した時には、その後のお子様の行く末が間違わないように導く必要もあろう。選手を一人育てるということは、その周囲の助けなしでは不可能だ。シャラポワの父親がポケットに数百ドルの現金だけを持ってロシアを出てアメリカに渡った時、自分の人生は子どもに捧げるという覚悟があったはずだ。また、自分以上に子どもを導いてくれるコーチなどと運良く出会えた場合は、親は親に戻り、コーチ役からいさぎよく卒業する姿勢も必要だ。子どもを世界一にしたければ、親はそのために全てのことを子ども中心に考えるぐらいの覚悟がいる。
 子どもを炊きつけるだけ炊きつけて、後は子どもの自立をうながす、というやり方もあろうが、ちょっと親の身勝手にも思える。海老でタイは釣れないのだ。それに、テニスの世界では多額の初期投資が必要になる。年端もいかない子どもがそんな金を出せるはすもない。しかし、ここで収支を計算しすぎて中途半端な状況に甘んじたら、かえって「角を矯めて……」ということになりかねない。ここは難しいが、そのときの状況に合わせて判断して欲しい。
 テニス選手の育成方法に、王道はないし、ゲームの攻略法のように、こうすればうまくいく、という答えもない。その子どもの置かれた環境や性格、家族、そして時代にも依存する。もちろんその中には運の占める要素も小さくはない。海外に留学するなどでも、本当にお子様のことを考えるなら、一人で行かせるのではなく、本来は家族ごと引っ越すぐらいの覚悟が欲しい。調査団では単純に海外進出を勧めはしないが、国内でより海外での方が資金的にやや楽になる、というケースも国によってはなくはない。逆に国内にいた方が有利な部分もある。これはお子様の適性や家族の事情などを考え、慎重に選んで欲しい。また、テニス界は狭い。お近くのスクールのコーチに相談すれば、意外な情報を教えてくれたり、紹介してくれる可能性もある。
 なにより一番陥って欲しくないのが、海外のアカデミーを無闇に頼ることで、有名なアカデミーに入れれば、大丈夫的な考え方は絶対に避けていただきたい。アカデミーのある町??????、アカデミーの校風や方針など、現地にいかなければわからないことが多く、お子様に本当に向いているかどうかは、ご本人と家族にしかわからないということも多いだろう。国内で頑張っていた方がよかった、なんてことになったら、時間と金の無駄遣いだ。金はともかく、時間は取り返しがつかない。
 とにかく、キッズ、ジュニア時代からスクール任せなくせに、「あそこのスクールはダメだ」、「このコーチはダメだ」と言って、スクールを渡り歩くような親子にだけはならないで欲しい。プロスポーツは自己責任が最も問われる職種。親もチームの一員と心得て、誰かのせいにせず、自分でも勉強に励んで、どうかいい道をお子様に歩ませて欲しい。調査団でもお子様の将来を期待している。

依頼内容793:エイズなどの感染の恐れがある病にかかっている人のテニスに関する参加資格はどうなっていますか?

北海道の匿名希望さん

報告793:テニス界でエイズで亡くなった人と言えば、アメリカのアーサー・アッシュという選手が代表格だ。彼はアーサー・アッシュ・エイズ基金としてその名を残している。
 空気感染するような病気や、天然痘などの感染力の強い感染症はともかくとして、エイズに関してだけ言えば、テニスは接触プレーが基本的にあり得ない競技のため、特に問題はないと思われる。危険が考えられるとすれば、ダブルスで、同じ自分のパートナーとの接触によるケガで、血液などが直に触れる可能性だけだろうが、それ以外ではありえない。
 現時点では想定されていないためか、ルール上の規定は設けられていないようだ。もし、不安である、ということであれば、一度大会の主催者などにお問い合わせいただいた方がいいだろう。

依頼内容784:全米オープン2000の決勝のビデオって売られているんですか。あと、その試合はどんな試合でしたか。

静岡県のかめさん

報告784:日本製作のビデオはないと思うが、海外製作のビデオなら「ハイライト」として売られているはずだ。まずは日本で売っているところがないか、インターネットで検索してみて欲しい。
 どんな試合だったか、についてだが、男子、女子が書かれていないので両方を簡単にお話しよう。
 男子はサフィン対サンプラス。このシーズンは長いスランプに陥っていたサンプラスだが、この全米では復活し、途中でクライチェクやヒューイットなどを倒して決勝に進出した。サンプラスの相手はロシアの新鋭のサフィン。下馬評は圧倒的にサンプラスだった。なにしろ、GS決勝に進出したサンプラスを破った選手は92年のエドバーグ以来、当時まだ誰もいなかったからだ。
 しかし、試合は意外にもサフィンの一方的なムードで続く。サンプラスはサービスでもストロークでも全くといっていいほどミスをしないサフィンに歯が立たず、サフィンに完敗を喫したのだ。
 女子はビーナス対ダベンポート。この年の後半のビーナスはほとんど無敵状態で、ウインブルドン以来負けなしの連勝街道をひた走っていた。そして迎えた全米でもその勢いは衰えることなく、決勝ではダベンポートをストレートで下した。
 という顛末だった。

依頼内容780:スマッシュの7月号を買いそびれてしまったのですが
何件かの本屋さんを見たのですが在庫がありませんでした。
もし7月号が手に入りそうなら購入したいのですが・・・
よろしくお願いします

大阪府のつかぴょんさん

報告780:バックナンバーに関しては、まずは弊社販売部までお問い合わせください(03-3815-3663・Fax03-3815-1198/月曜日〜金曜日・午前10時〜午後6時半)。
他には書泉ブックマートがバックナンバー常備店ですので、一度お問い合わせください(03-3294-0011)
 弊社では最新号のバックナンバー紹介のコーナーに掲載されているバックナンバー以外の在庫は基本的にありません。あしからずご了解ください。

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