| 報告651:手首の力、というのがどこの力かというと、前腕部の力、ということになる。決して手首の関節の力ではないので注意をうながしたい。また、スイングスピードは腕や、まして手首だけで出すのではなく、身体全体の運動連鎖で作り出すものだ。腕だけを鍛えることを調査団では推奨しない。
スイングの動作というのは、全身の筋力のバランスで成り立っている。例えるなら1本の釣竿だ。その途中が強かったり、逆に弱かったりすれば、竿はきれいにしなることができないため、スイング全体が弱くなるというわけだ。
つまり、他の部分に比べて、手首(前腕部)の筋力が弱すぎれば、確かにスイングの最後のひと押しが効きにくくなって、振りぬけないということは出てくるだろうが、問題は手首だけではないかもしれない可能性を留保しておく必要もある。逆に言えば、手首だけが強くても、ラケットは振りぬけない可能性も高いわけだ。
極論すれば、手首の力の占めるウエイトは小さくないだろうが、そこだけが問題だと考えると、故障の原因にもなる可能性がある。自分の身体の状態についてよく理解したうえで、トレーニングをしていただきたいと願う。
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