| 報告702:全豪で番狂わせが多い、という印象があったのは、開催時期の関係で選手たちが前年度の疲れが抜けていなかったり、故障が癒えていないままで出場してくることがあったり、あるいはトップクラスがスキップする傾向があったりしたためではなかろうか。
最近、番狂わせが少ない、と感じるようになった原因について考察するとすれば、は全豪サイドの努力もあって、選手たちからも魅力のある大会と認識されるようになり、スキップする選手が減り、体調も全豪に合わせて作ってくるようにもなったからではなかろうか。元々、スローハードのリバウンドエースというサーフェスは、特性としてニュートラルで誰にも有利不利が出にくいと言われているから、番狂わせを生むような条件ではないのだ。
テニスは人間がやっている。全豪のためにちゃんと準備してくる選手が増えたことが、まぁ、原因と言えば原因だろう。
しかし、実は調査団では全豪が番狂わせが多い大会、という認識はあまり持っていない……。むしろ、「調子のいい選手が勝つ大会」という見方をしている。基本的には大会に対して先入観を持つことを良しとはしないスタンスを調査団では持っているのだが、依頼者のために敢えて簡単な言葉で他の大会に関してもメモしておくと、全仏は「最も強く、そしてうまい選手が勝つ大会」、ウインブルドンは「最も攻撃的で最もウインブルドンを愛する選手が勝つ大会」で、全米は「最もタフで、そして幸運な選手が勝つ大会」と考えている。
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