編集部がホンキでテスト、ホンネでリポート
ラケットfeelingインプレッション
ヤラセなし企画!
連載/第46回

5品番をそろえてリリースしたというところに、ヨネックスの力の入れ様がうかがい知れる。「Vコン」のように標準型を出してからスペックの違うモデルを追加していく開発スタイルではなく、「RDX」シリーズはまさに“一斉のデビュー”を果たした。ヒューイット、ナルバンディアンに、ドキッチ。そして日本では小畑沙織や森上亜希子らも使用を開始。注目の「RDX」シリーズに、トライしてみた。

RDX500

RDX500 MID PLUS

RDX500 HD

RDX300 MID PLUS

RDX500

RDX500ミッドプラス
RDX500HD
RDX300ミッドプラス

●価格/税込み34,650円(本体33,000円)
●フェイス面積/90平方インチ
●全長/27インチ
●平均重量/320g
●フレーム厚/18〜20mm
●平均バランス/310mm
●ストリングパターン/16×18
●素材/高弾性カーボン+ニッケルチタン合金+スーパーメタル
●グリップサイズ/G2、3
●推奨テンション/45〜60ポンド(※今回はヨネックス『エアロンスーパー850プロ』を50ポンドで張り上げ)

●価格/税込み34,650円(本体33,000円)
●フェイス面積/98平方インチ
●全長/27インチ
●平均重量/310g
●フレーム厚/18〜21mm
●平均バランス/310mm
●ストリングパターン/16×19
●素材/高弾性カーボン+ニッケルチタン合金+スーパーメタル
●グリップサイズ/G2、3
●推奨テンション/45〜60ポンド(※今回はヨネックス『エアロンスーパー850プロ』を50ポンドで張り上げ)

●価格/税込み34,650円(本体33,000円)
●フェイス面積/98平方インチ
●全長/27インチ
●平均重量/320g
●フレーム厚/18〜21mm
●平均バランス/310mm
●ストリングパターン/18×20
●素材/高弾性カーボン+ニッケルチタン合金+スーパーメタル
●グリップサイズ/G2、3
●推奨テンション/45〜60ポンド(※今回はヨネックス『エアロンスーパー850プロ』を50ポンドで張り上げ)

●価格/税込み31,500円(本体30,000円)
●フェイス面積/98平方インチ
●全長/27.25インチ
●平均重量/295g
●フレーム厚/20〜23mm
●平均バランス/320mm
●ストリングパターン/16×19
●素材/高弾性カーボン+ニッケルチタン合金+スーパーメタル
●グリップサイズ/G1、2、3 ●推奨テンション/40〜55ポンド(※今回はヨネックス『エアロンスーパー850プロ』を50ポンドで張り上げ)

編集部が考える各モデルの適合プレーヤー

RDX500

平均より力のある男性であれば、数字ほど重さを感じず、振っていけるモデル。またボールに重さを乗せて攻めていける。しかし女性だとやはり苦しい。面安定性は極めて高いが、スイートエリアは狭めなので、上級者や競技者レベルが対象だろう。ボレーも良いので、オールラウンダーにも適合。

RDX500 MID PLUS

バランスがとれていて、素直なラケット。面が大きくなったことで、スピン性能やパワーが向上し、ある程度幅広いユーザーをカバーする。『500』よりレベルを少し下げた人も使えそうで、中上級者や女性も範疇に入ってくるだろう。クセがないのでジュニアにもお勧め。

RDX500 HD

フラット派にせよ、スピン派にせよ、ハードヒッター向き。ボールをつぶして叩いていく人にお勧めしたい。重さは結構感じるので、ある意味、『500』よりもシビアかもしれない。若い世代で、技術力はさておき、筋力と体力はトップレベルだと自負するような人に試してほしい。

RDX300 MID PLUS

「500」シリーズよりも格段に振りやすく、女性でも軽快なスイングと操作性を体感できる。ややボールが軽くなる印象はあるが、スピンの調整などもしやすい。とはいえ楽チンモデルではなく、振っていく人が対象。それさえクリアしていれば、性別やスタイルを問わず、中級以上、上限なしで適合。

私のお気に入りの1本

テニス歴11年。身長165?。30代中盤女性。ラケットを振り抜くタイプで、スイングスピードも女性の中では速いほう。ポーチが好きで、ボレーのコントロール性の高いトップライトのラケットを好む傾向にある。290g前後のラケットにソフトガットを張って使用中。

RDX300 MID PLUS
今回の試打は、ほとんどが競技者レベルで、正直言ってラクなものではなかった。しかし、同じRDX500シリーズと言っても、重さ、大きさ、ストリングパターンにより、似て非なるものになっていることがわかったRDX500はクラシカルで素直なレスポンス、MPはフラットドライブでの快適性が特徴。HDに関しては、ボールをつぶして打ってほしいラケットなのだろうが、それができない私にとってはなかなか難しかった。お気に入りはRDX300MP。他の3本は、重めのスペックのせいで、やはり早い展開になるとすぐにラケットが出せないのだが、このラケットは操作性が良くすぐにでも実戦で使えるものだった。

イーブンからトップライトで、しなやかな打感を持っているフレームのラケットが好み。まだまだパワーを上げられると信じる30代。とにかく振って、飛びすぎるんならスピンをかけるというタイプ。高めの打点で潰して叩くのが大好き。最近太ったのが悩み。


RDX300 MID PLUS
RDX500シリーズの3本は、スペックの割に重さは感じず、気持ち良く振れた。しなやかなフレームに、少しクラシカルながら気持ちのいい打感で、意外によく飛んでいくのには驚いた。でも、今回RDX300MPを選んだのは、その使いやすさからだ。少し軽い分、細かい操作が可能で、スイングでボールをつぶしやすく、ボールの飛びは控えめなので、回転の操作が自在でコントロールもしやすく、お気に入りに挙げる。強い入力時にややフレームが頼りないのは比較の対象がRDX500シリーズだからで、普通に使うなら問題はないはず。ただし、自分が使うなら、という基準を外し、出来のいい1本はとなれば、RDX500を挙げる。

30代後半の男性。テニス歴23年。ワイパー気味に振り切る典型的なトップスピナーで、食いつき感のあるラケットが好み。トップライト気味のほうがヘッドを利かせてスピンをかけやすく感じる。さらに打球感はマイルドで、少しパワーも補ってくれれば…と注文が多い。

 

RDX500 MID PLUS
500MPは自分の意思に素直に反応してくれるラケットだった。スピンはイメージ通りにかかるし、適度にボールに重さが乗るし、スライスやボレーの伸びもある。そして500シリーズの中では格段に振りやすかったのも好材料だ。バランスのよくとれた1本だと思う。500は、恐れていたほどハードではなく、普通のラリーでは十分に振れたが、ボレーなどで少し打点の微調整をしたいときに重さがネックになった。でも威力とコントロールを両立したなかなかの好モデルだ。500HDはスピンよりフラットの強打者向きだろう。300MPは思い切り振って、ちゃんとコートに収まる点は良かったが、ややボールが軽くなる気がした。

30代前半の女性。中学は軟式、高校から硬式を始めたベースラインプレーヤー。ラケット選びは、ストロークでラケットの威力をもらえて攻撃的なショットが打ちやすいかが重要。打球感はしっかりとつかむようなタイプが好きで、重すぎるラケットは長時間使えないからパス。実力はともかく元ジョッパー。

 

RDX500 MID PLUS
今回はハードなモデルがそろっていたのでかなり厳しかった。4本に共通して感じたことは、ボレーで強いボールに対しても面があまりブレないため、しっかりと返球でき、ミスがとても減ったこと。ストロークでは面さえしっかり作れていれば、大して力を入れることなく速いボールが打てる。ただ、自分では速いボールを打てているという実感があまりなかったので、気にならない人は問題ないだろうが、私はちょっと物足りなさを感じた。500MPを選んだのは、500、500HDは重すぎてラケットの性能を出し切れず、300MPは打った感覚が軽く感じたのに対し、500MPは振り切れて、自分が扱える範囲のラケットだったから。

30代男性。厚い握りでフラット系のボールを打つのが好きなストローカー。ラケット面にボールがのめり込むような感触の打球フィーリングを大変好む。ズッシリとした安心感の持てるラケットが好みで、ウェイトが300gを切るとスイングをとっ散らかせやすく、不安になる。

 

RDX300 MID PLUS
「500」の3機種はどれも、競技モデルらしい面安定性の高さを十分感じさせるものだった。特に500MPは回転のかかり具合も秀逸で、ショートクロスを狙い通りに沈められたときには、一気に惚れ込みそうになったほど。ただし300MPに、それを凌ぐ魅力を見つけるに至る。スイートエリアが上部にまで広くて長い印象。サービスでは特に有効で、レングスを0.25インチロングにしているのも正解だったと思える。ところで、500の3本がそれぞれ違った個性を主張していたことに、シリーズとしての充実度を実感できた。「とんがった500」「クセのないMP」「個性派のHD」。打ち比べてみると、かなり楽しめると思う。

雑誌には載せなかった各モデルの個人レポート

RDX500

●長所/大きなスイング(ストローク)ではパワー的な面で重さがマイナスに出てしまったが、ボレーやスライスのようなコンパクトなスイングでは、そのコントロール性能や面安定性の高さを感じ、しっかり滑るショットが打てた。
●合わなかった点/やはり重さがあるので振り出しにそれなりの力が必要で、ラケットヘッドを走らせるスピン系ではボールに遅れることが多くなってしまった。
●適合タイプ/素直なレスポンスと打ち味を好む競技者レベル。女性はかなりパワフルなほうでないと厳しいと思う。

RDX500 MID PLUS

●長所/ストロークは500よりもラケットヘッドが付いてくる感じで、振り抜きの良さがあった。ボレーでもコントロールしやすかった。回転もかからないことはないが、極端なスピンより、フラットドライブのほうが良い感触だった。
●合わなかった点/均整のとれたラケットであり、使いやすいには使いやすいのだが、ごまかしが利かないのが厳しい。速いボレーボレーになると、やっぱり一瞬反応が遅れてしまう。
●適合タイプ/競技者向けと断言するほど、ハード感はないので、「最近のラケットは軽すぎて嫌だ」と嘆く中〜上級者に良いと思う。プレースタイルもオールラウンド。

RDX500 HD

●長所/適度な反発があり、ベースラインの後ろからゆっくりしたスイングで振っても、相手コート深くに入っていく。1回ストリングが捕らえて放す感触があり、スピンもかかる。しかしこれは全てゆっくりとしたスイングでのこと。ラケット本来の意図とは違う気がする。
●合わなかった点/ハードのガンガン叩いていこうとすると、やはり重さのせいで振り遅れてしまう。力でねじ伏せる打ち方ができないので、意思の疎通が難しかった。
●適合タイプ/ハードなラケットを好みながらも、反発性を求める人。学生のハードヒッターとか?

RDX300 MID PLUS

●長所/500シリーズのハードさを全体的にマイルドにしてくれたラケット。振り抜きやすく、どのスイングでも重さのストレスがない。飛びに関するフォローも他よりあるので、頼りになる。
●合わなかった点/全てのショットで操作性は良いと思ったが、ボレーでのコントロールが気持ちズレるという感じ。しかし500に比べれば、というレベルで、特に大きな問題ではない。
●適合タイプ/一般プレーヤーなら幅広いレベルで使えるラケット。中級レベルなら試合でその良さがわかると思う。

RDX500

●長所/スペックはともかく、振って重いという印象は薄め。振りやすく、フレームもしなやかで、実に心地よい少しクラシックな打感のラケット。思ったよりちょっと飛ぶ、という味付けも悪くなく、好きな人の多そうなラケット。
●合わなかった点/特にはないが、あえて言えば「ちょい飛ぶ」という味付けだろうか。今回はガットの問題もありそうだが、印象として、見かけの割にとても飛ぶという印象だったのだ。頑張ればスピンもかかるが、楽はできない。硬派と言えるラケットだろう。
●適合タイプ/基本的に選手カテゴリーの人だと思う。フレームのパワーアシストが少しあるので、バリバリのパワー系である必要はないが、しなりを生かしてプレーできる人には広く向きそう。ただし下の2本と比べるとスイートエリアは当然狭いので、それなりにうまい人だと、このラケットの良さを享受できるはず。

RDX500 MID PLUS

●長所/500の面の大きさを広げたラケットという印象。これは案外珍しいことで、同モデルでもフェイス違いで別のラケットになってしまうものもあるが、これは正常な拡大版という感じ。全ての長所は保ちつつ、面が大きくなることで、スピン性やパワーアップを感じられる。
●合わなかった点/500も「飛ぶ」印象だったが、これはさらに飛ぶ。言い換えればパワフルということ。扱い方を間違えなければよさを享受できるが、私の腕ではやや持て余し気味かも。
●適合タイプ/500ではスピンをかけにくかったが、これはもう少し食いつかせられるので、本格派のストローカーに向きそう。以外に重さは気にならないので、女性でも使える人は使えるだろう。正高校の部活以上。

RDX500 HD

●長所/上の2本よりなぜか打感が軽めで、引っかけて打ちやすく、スピン性が高い印象。パワーがあり、ボールの威力で押せそう。
●合わなかった点/なぜか軽いムードで、不利すぎを誘われたような気が…。それだけ打つのが楽しいラケットなのだが、このシリーズには今回のテンションは低すぎるのでは?
●適合タイプ/トップスピナーより、フラット系の人がスピンをかけやすそうなムード。ということは重さと違って意外に女性選手向きか? 普通に考えれば高校男子以上。

RDX300 MID PLUS

●長所/気持ちのいいラケット。軽くて振り回しやすく、最後の一操作ができるので、スピンの調節も自在。意外に飛ばない味付けはコントロール性に寄与しているムード。かなりのお気に入り。
●合わなかった点/フレームがしなやかなのはいいが、それをパワーにしにくいので、意外に疲れること。常に振っていないと、いいボールにしにくいので、スタミナが必要かも。軽いので振りやすいのはいいが、楽チンというわけではないので、結構つらい。
●適合タイプ/500シリーズでは重い、と感じるが、ベクトルとしては似た方向のラケットなので、正常軽量版と考えるといいかも。男女ともに広い層に向くが、どちらかと言えば女性か?

RDX500

●長所/多少重さは感じるが、振るのが辛いほどではない。ラケットの重さがちゃんとボールに乗っていくから、ナチュラルスピンやスライスがしっかり打てる。重さをボールに乗せられて、でもそれほど振るのに辛さを感じないという、ぎりぎりの設定がうまい。コントロールがとても安定していて、試合で頼りになる。
●合わなかった点/さすがにヘッドを利かせてブンブン振っていくのは辛く、スイートエリアの小ささも感じる。また、ちょっと打ちにくい所に来たボールを、手先で微調整しようとすると、重さがネックになってやりづらい。特にローボレーなど。ボレーはパチンとしっかり叩いていくとGood。
●適合タイプ/競技志向の人で、しっかりスイングしてボールの威力で攻めたい人。ヘビースピンではなく、ナチュラルスピンぐらいにマッチ。男性で平均より少しパワーがある人ぐらいにちょうど良い。技巧派には向かない。

RDX500 MID PLUS

●長所/最も素直なラケット。スピンはイメージ通りにかかるし、重さも適度にボールに乗るし、振りやすい。スライスの伸びもいい。ボレーも過不足なくこなせ、全体的にとても良くバランスがとれている。高めを叩くときもしっかりヘッドが回るし。コントロールもGOOD。
●合わなかった点/今回の4本の中では最も自分の好みに近い。欲を言えば、もう少しフレームにしなやかさがあると言うことなし。
●適合タイプ/アベレージ層とシリアス層の間に位置する、そこそこ一生懸命やってる男性に。あまり癖のないラケットなので、ジュニアにもいいかも。打ちにくいショットや球種というのがない。コントロールもしやすいし。

RDX500 HD

●長所/なぜか500よりも振りにくさを感じた。重さもバランスも長さも同じなのにそう感じるのは、スペックに面の大きさがマッチしていないからか? スピンの引っ掛かりとか、伸びも今一つに感じた。フラット気味につぶして叩く人に合うのかもしれない。
●合わなかった点/主に上に書いたとおりだが、ストリングパターンが、自分のようなスピナー向きではないのかも。もう一つ、打球感がこもったような感じで好きではない。
●適合タイプ/パワーがあり、フラットでガツンと叩いていく人。500より厳しいと思う。

RDX300 MID PLUS

●長所/面が大きいからしっかりスピンをかけていけるし、多少軽い分、しっかり振っていける。打ったボールの威力という点では若干軽くなる気がするし、振ってる割には飛んでいかない気もするが、試合などで思いきり振っても怖くないのは長所といえるかも。あと、ボレーでパチンと弾き出す感触が心地いい。
●合わなかった点/もう少しボールに重みが乗れば嬉しい。あと、295gならばもう少し振り抜きやすくてもいい気がする。他メーカーでこの重さなら、もっと扱いやすいモデルがありそうだ。また、振っていけるラケットである反面、タッチショットなどでは感覚がつかみづらい。
●適合タイプ/女性のハードヒッターとか、男性でやや力が衰えてきた30代後半〜40代前半ぐらいのスイングプレーヤーに。トップスピナーからオールラウンダーまで、スタイル的には幅広く対応。

RDX500

●長所/重いので振り抜きやすいとは言えないが、HDよりは振り切れた。振り切れる間は打ちたいところに打てた。ボレーでは高低にかかわらず返球できて、使いやすかった。あまり力を入れず、当てて押すだけで良いボールが返ることがあるのには驚いた。
●合わなかった点/重いためテイクバックまでの準備が遅れてしまい、振り遅れてしまうことがある。一番ハードなモデルの割には、勢いのあるいいボールが打てている感触があまりないので、物足りなさが残る。
●適合タイプ/まずこの重さのラケットをしっかりと使える筋力がある人でないと、ラケットの良さは引き出せないのではないかと思う。しっかり振れればコントロールの心配はなさそうだし、ボレーはしやすかったので、オールラウンドのスタイルに受け入れられそう。

RDX500 MID PLUS

●長所/500の3本の中では一番振り抜きやすかった。重くて腕は疲れるけれど、ネットでは決めのボレーもローボレーのネットも少なく返球できた。面が安定していたためか、ボレーミスが少なかったのは嬉しい。速いボールに対しても打ち負けなかった。
●合わなかった点/打球感が食いつく感じではなく、ボールのうわべを触っている感じで、ちょっと不安感があった。そのためかスピンはしっかりかけないとアウトが多くなる。実は自分が力を入れなくても速いボールが打てるようだが、自分にその感触がないのが残念。
●適合タイプ/MPになると少しレベルを下げた人にまで使えそう。女性でも毎日テニスをしている人なら扱えると思う。ボレーでミスがとても減ったので、ボレーが苦手な人には嬉しいかも。

RDX500 HD

●長所/フラットは打ちやすく、振り切るときだけでなく、当てるだけでも返せた。もちろんパワーは落ちるけど。追い込まれたときには便利。スライスが浮かずに低い弾道で返球できた。決めのボレーは決めやすかった。けれどボレーで小細工するのは重いので厳しい。
●合わなかった点/打球感は軽く触っているような感じで、ちょっと不安ではある。スピンをかけようとすると、短くなったり、コントロールがイマイチだった。ボレーをしていると腕が疲れてくるし、オフセンターではビンビン響いた。
●適合タイプ/このラケットも重いけれど、当てるだけでも返球できるというメリットがあるので、振り切る人だけでなく、小さいスイングの人でも使える。

RDX300 MID PLUS

●長所/さすがに200g台だけあって、振り抜きやすい。相手のボールが速かったり、重かったりしても力負けしないで返せる。完全に振り切らなくても、押し出すように打てば返球できる反発力はあると思う。
●合わなかった点/どうも軽く触っているような感触で、必死でスイングしても重いボールが返球できている感じがなく、1人で頑張り疲れてしまう感じ。
●適合タイプ/他の3本に比べると、やっぱり軽くなった分扱いやすい。これなら女性でも十分使えると思う。

RDX500

●長所/320gの重みがかなりプラスに働いていると思う。オフセンターで打っても保たれる面の安定性は、重みによるものだろうし、一度振り出すと加速させやすいのも重みによるものだろう。ボレーも面が弾かれる不安がなく、ネットでの使用感も予想外に良かった。
●合わなかった点/芯を外して打っても、芯で打っても、同じような感触。どちらもぼやけたような感じがして、好きになれなかった。マイルドな打球感といえばそうなのだろうけど、芯で打てたときはシャープな感じが欲しい。
●適合タイプ/ストローカー向けかと思ったが、案外ボレーも打ちやすく、オールラウンドな使用が可能。ストローカーに独占させるのはもったいないという感じ。ただし優しい作りではないので、やはり上級競技者でパワーのある人に向くと思う。

RDX500 MID PLUS

●長所/スピン、スライスともに回転のかかり具合に大満足。ストリングパターンの粗さ(HDに比べて)と、面の大きさがとてもマッチしている印象。500より10g軽くなっただけなのに、ラケットワークが随分楽に感じられたのも好印象。
●合わなかった点/好みの問題なのかもしれないが、500同様、どうも打球感が好きになれない。競技レベルの高い人を対象にしているラケットであれば、もう少しハードな打ち応えが欲しいところ。ただしスイートエリアは狭くはないと思う。
●適合タイプ/とにかく回転のかかり具合が優れているので、ストローカーにはぜひお勧め。長短のコントロールがつけやすく、ショートアングルを狙い通りに沈められたときには、一気にほれ込みそうになった。自分の腕ではなくラケットのおかげだと思う。

RDX500 HD

●長所/ストリングパターンが細かいという点で、ボールをつぶしやすく、芯で捕らえたときは本当に気持ちいい。はまったときの打感は4本の中で最高だった。フラットで押し込むような打ち方をするとその方向に素直に飛んでいったコントロール性も良い。
●合わなかった点/疲れてくるとどうにも使いづらさを感じてしまう。何だか振りづらい、当てづらい、コントロールしづらい。ハードヒッター仕様というのは、ハードヒットしたときに効果を発揮するのだと痛感。
●適合タイプ/ハードヒッターに向くラケットであり、それができない人にはつらい。「技術はトップレベルではないが、体力には自信あり」という人に向きそう。学生など体力の有り余っている人には打ってつけかも。

RDX300 MID PLUS

●長所/スイートエリアが面の上部にまで広く、長い。0.25インチロングの設計も正解。サービスでは特にアドバンテージがあると思った。500のラインと比べると軽すぎる気がしたが、使い込むうちにその印象も薄れる。使うほど良くなるラケット。
●合わなかった点/特にないが500HDとは逆に体力レベルが高いときには大振りしそうになった。ただし楽させてくれると思って選ぶのは間違いで、それなら別シリーズから探すべき。あくまで振ることで生きてくるラケット。
●適合タイプ/入門者、初心者には厳しい設定。中級以上で、しっかり振り切ることを覚えたい人にいいと思う。レベルの上限はない。パワーヒッターでも制御が効き、コントロールしやすいラケット。