編集部がホンキでテスト、ホンネでリポート
ラケットfeelingインプレッション
ヤラセなし企画!
連載/第59回

この数年で「プロビーム」ブランドのイメージを着実に塗り替えてきたブリヂストン。とびきり尖がったイメージは随分と薄れ、角が取れたというべきか、一般層にも幅広く使いやすい機種が数多く登場している。今月は「プロビーム」ブランドの最新シリーズであり、扱いもかなり楽になったと噂される「V」シリーズの試打に臨んだ。果たして噂は本当だったのか?

PROBEAM V-WR 2.65

PROBEAM V-WR 2.5

PROBEAM V-WR 2.35

PROBEAM V-WI 3.0

プロビームV-WR 2.65

プロビームV-WR 2.5
プロビームV-WR 2.35
プロビームV-WI 3.0

●価格/税込み34,650円(本体33,000円)
●フェイス面積/110平方インチ
●全長/27.5インチ
●平均重量/265g
●フレーム厚/24〜26?
●平均バランス/340?
●ストリングパターン/16×19
●素材/ハイモジュラスカーボン+ターボラバー+V-WALLラバー+ニッケルチタン
●グリップサイズ/1、2、3
●推奨テンション/50〜60ポンド(※今回はテクニファイバー『トーナメント』を50×48ポンドで張り上げ)

●価格/税込み35,700円(本体34,000円)
●フェイス面積/115平方インチ
●全長/27.5インチ
●平均重量/250g
●フレーム厚/24〜28?
●平均バランス/355?
●ストリングパターン/16×19
●素材/ハイモジュラスカーボン+ターボラバー+V-WALLラバー+ニッケルチタン
●グリップサイズ/1、2、3
●推奨テンション/50〜60ポンド(※今回はテクニファイバー『トーナメント』を50×48ポンドで張り上げ)

●価格/税込み36,750円(本体35,000円)
●フェイス面積/120平方インチ
●全長/27.5インチ
●平均重量/235g
●フレーム厚/24〜30?
●平均バランス/375?
●ストリングパターン/16×19
●素材/ハイモジュラスカーボン+ターボラバー+V-WALLラバー+ニッケルチタン
●グリップサイズ/1、2、3
●推奨テンション/50〜60ポンド(※今回はテクニファイバー『トーナメント』を50×48ポンドで張り上げ)

●価格/税込み33,600円(本体32,000円)
●フェイス面積/98平方インチ
●全長/27インチ
●平均重量/300g
●フレーム厚/21〜25?
●平均バランス/320?
●ストリングパターン/16×19
●素材/ハイモジュラスカーボン++ニッケルチタン+タングステンファイバーシート+アラミドカーボンクロス
●グリップサイズ/1、2、3
●推奨テンション/50〜60ポンド(※今回はテクニファイバー『エクストラダイナミック1.33』を50×48ポンドで張り上げ)

編集部が考える各モデルの適合プレーヤー

PROBEAM V-WR 2.65

V-WRの最重量機だが、重さに関する抵抗感は少なく、女性でも快適に操作できる。スピンは楽にかけられ、ボレーのキレも良しと、総合力の高いラケットだ。攻めのボールでやや伸びが足りない気はするが、コントロール性は高い。ネットを絡めたオールラウンドな組み立てをする人にお勧め。

PROBEAM V-WR 2.5

これも全てのショットをオールマイティにこなせる万能モデル。突出した個性はあまりないが、この中庸な設定は幅広い層に受け入れられるだろう。スピン性能やボレー性能は2.65同様高く、それを少し軽くしたというモデル。特にジュニアから女性、男性なら中高年のベテランに向きそうだ。

PROBEAM V-WR 2.35

超軽量厚ラケらしいラクチンモデル。筋力の乏しい人でも、ラケット自体のパワーと、相手のボールの威力を利用して、楽にテニスができる。それでいて、スピンやボレーもこなせるオールマイティさも兼備。対象は女性やシニアが中心だろうが、色々なことができるので、技巧派にもお勧めしたい。

PROBEAM V-WI 3.0

昔のプロビームのソリッドな感じに、現在のパワーサポートを加えた印象。しっかり叩けて、でも厳しさは緩和されていて、飛び、スピン性能、打球感、振りやすさと全てが平均的にまとまっている。ツアー系と中厚の中間ぐらいの位置づけで、平均的日本人プレーヤーなら選んで間違いないモデル。

私のお気に入りの1本

テニス歴12年。身長165?。30代中盤女性。ラケットを振り抜くタイプで、スイングスピードも女性の中では速いほう。ポーチが好きで、ボレーのコントロール性の高いトップライトのラケットを好む傾向にある。290g前後のラケットにソフトガットを張って使用中。

PROBEAM V-WR 2.65
V-WRシリーズは同一シリーズだけあり、打球感はほとんど変わらず、バランスと重さ、面の大きさなどで少しずつ特徴を出している。2.35はラケット自体のパワーが大きいので、非力な人が粘りのテニスをするにはいいが、ついブンブン振ってしまう私にはアウトが多い。2.5はフラット系でいい感触! ただあと少し、ラケットのパワーは抑えたい…というわけで2.65がやはりベストマッチ。振り抜いても当ててもOKだし、コントロール性もいい。懐に入れて打ったボールの食いつき感も適度だった。次点はV-WI3.0。クラシカルな打球感はいいが、やはり難しさを感じる。シビアなラケットなのでテニスはうまくなりそうだ。

30代中盤の男性。イーブンからトップライトで、しなやかな打感を持っているフレームのラケットが好み。まだまだパワーを上げられると信じている。とにかく振って、飛びすぎるんならスピンをかけるというタイプ。高めの打点でつぶして叩くのが大好き。

PROBEAM V-WR 2.5
スイングが大きくて速いなら、V-WR2.65かV-WI3.0、小さくて丁寧ならV-WR2.35と2.5という感じ。今回、V-WR2.5を選んだのは、その自在性から。振らなくてもそこそこ飛んで、振れば食いつくという間口の広さは、楽しくテニスをするなら必須の要素。頑張り続けるのも大変だし、楽してばっかりじゃ面白くない、という贅沢な要求を1本のラケットでこなしてくれている。試合用としてではなく、レジャー用のラケットとして、こういう要素は大切だろうと評価することにした。V-WI3.0のがっしり感も気に入ったし、V-WR2.35の快適性も捨てがたかったが、前者は固く、後者は楽ちんすぎるかも。出来はいいが……。

30代後半の男性。テニス歴25年。トップスピン主体のプレースタイルなので、ラケットに求める第一の要素はボールの食いつきの良さ。また、筋力的な衰えを考えると、ある程度のパワーサポートも欲しい。ツアー系と高反発系の中間のゾーンで合うラケットを物色中。


PROBEAM V-WR 2.65
V-WRの3本は、いかにも同シリーズという共通した味付けで、いずれもオールマイティな性能を持っている。その中から、どのくらい振りたいか、楽したいかで、自分に合った重さを選べばいい。ユーザーにとっては非常に選びやすい構成だと思う。で僕が選んだのは、一番振って使える2.65。オールマイティな中でも、回転性能を少し特化させた印象で、しっかりボールを食いつかせてスピンをかけられるし、スライスのキレもいい。強打系のスピンでやや威力不足を感じたが、265gでは致し方ないだろう。なお、振っても合わせてもスピンをかけてもOKという、多彩な使い方ができる2.35にもかなり惹かれた。5年後ならこれだな。

30代前半の女性。中学は軟式、高校から硬式を始めたベースラインプレーヤー。ラケット選びは、ストロークでラケットの威力をもらえて攻撃的なショットが打ちやすいかが重要。打球感はつかむようなタイプが好きで、重すぎるラケットは長時間使えないからパス。

PROBEAM V-WR 2.5
V-WRの3本は、スピンがかけやすいという特長があったと思う。中でも2.5を選んだ理由は安心してスピンで強打もつなぎも打てたから。2.65はつなぎのスピンの安定感はあるけど、ハードヒットしたときにもっと伸びが欲しい。2.35は守備能力は高かったけど、打っていくとちょっとコントロールしづらい部分があった。打球感は、2.65は重く感じ、2.35は軽く感じ、2.5が一番しっくりときた。3本ともボレー性能が良く、特に2.65は決めのボレーもつなぎのボレーも打ちやく、2.35は軽い分、苦手なハイボレーやバックボレーでの操作性が良く、返球率がアップした。V-WI3.0はシビアな上級者向けラケットに思えたので、私はパス。

社会人2年目、24歳の男性。見た目は老けているがテニスは若い。体格(体重?)を生かして、どんなショットも厚く叩いていく編集部随一のパワーヒッター。飛びが抑えられたツアー系モデルが好みで、かつスピン性能の高さも重視する。テニス歴10年。

 

PROBEAM V-WR 2.35
バリバリ攻めていけるV-WI3.0と迷ったが、厚ラケでも打てるという意外性と、返球のしやすさという点で、今回はV-WR2.35を選んだ。厚ラケでお手軽に打つことができるが、なんとガシガシ打つことも可能。反発性が良すぎるが、その飛び具合さえつかんでしまえば、打ってもよし守ってもよし、の万能ラケットに様変わり。余裕があるときは打って攻めていくことができるし、追い込まれたときでもその反発性で当てるだけで返すことができる。スタミナが切れたときでも、それなりに返せるのでありがたい。厚ラケに抵抗のある中級者以上のプレーヤーに、打てる厚ラケのすごさを体感してもらいたい。

30代中盤の男性。厚い握りでフラット系のボールを打つのが好きなストローカー。面にボールがのめり込むような感触の打球フィーリングを大変好む。ズッシリとした安心感の持てるラケットが好みで、ウェイトが300gを切るとスイングをとっ散らかせやすく、不安になる。

 

PROBEAM V-WR 2.5
V-WRは確かにラバーの働きを実感できるものだった。ただしそれは、ゴムの弾性で球を弾き返すというよりも、それが収縮することでボールをくわえ込むような感覚であり、正直言ってメーカーの言い分とは違った印象。ただし3本とも凄く食いついてその分回転もよくかかり、どれも気に入った。中でも2.5は軽い割に安定性が保たれていて、安心して振り切れる軽量厚ラケという設定。合わせて良し振って良しの万能ぶりに、プロビームの新たな可能性を感じ取れたように思う。V-WI3.0は普通すぎて面白みに欠けたが、この普通ぶりを気に入る人は、特に競技志向者には多そうだ。そういった人に試してもらいたい1本である。

雑誌には載せなかった各モデルの個人レポート

PROBEAM V-WR 2.65

●長所/振り抜きやすく、飛び抜けた個性はないが、どんなショットでもそこそここなしてくれるところがいい。特にボレーでの操作性が良く、打球感もしっかり食いつく感じ。打点を前にして合わせていく人より、しっかり身体の前で捕らえて打てる人にいいかも。
●合わなかった点/前で当てていくと、ボールが上滑りする感じで、なかなか自分のボールにできない印象。少し打点を遅らせて打ったほうがいい感触だった。
●適合タイプ/重くないし、振り抜きやすいという点で、レベル、性別問わず受け入れられる幅は広い。ただ当てて返す人、パワーある競技者レベルには、物足りないかも。

PROBEAM V-WR 2.5

●長所/助けてくれるラケットだと思った。あと少しで届くという厳しいボールで、最低限の入力しかできない場合でも当たったら返ってくれる。足が追いついていなくても、ラケットがフォローしてくれるという感じ。スピン、スライスよりもフラットの打球感のほうがクリアで良かった。
●合わなかった点/助けてくれるというメリットは、飛びすぎるというデメリットと背中合わせで、フラット気味にボレーすると、思ったより1mくらい後ろに行ってしまう。あとは、ちょっとバランスがトップ寄りでボレーの操作性が今イチ。
●適合タイプ/面は大きいし、厚いが、ただの厚ラケの感覚とは少し違うような気がする。ある程度面を作る、振ることができる人のほうが、このラケットの恩恵を受けられそうだ。あともうひとパワーくらい欲しい人にお勧め。

PROBEAM V-WR 2.35

●長所/とにかく飛ぶ! パワーとパワーの打ち合い勝負では厳しいのだが、相手のパワーを利用して、コートに返し続けるならものすごく粘っこいラケットだと思う。回転系もOKだし、ライジング気味のボールでも、当たれば返ってくれた。
●合わなかった点/とりあえず、全部のショットが気持ち大きい。ビュンビュン振り抜くのはかなり厳しい。また、これは大きくて軽いラケットには必ずあるが、やはりコントロールという点で劣る。
●適合タイプ/もう、パワーはありません。パワーテニスはできませんという方には絶対いい。ボレーも当てるだけ、ストロークも当てるだけで、なんだかおいしいボールが返ってくれると思うはずだ。ここまで言ってなんだが、シニア初心者にオススメ!

PROBEAM V-WI 3.0

●長所/やっぱりシリーズが違うせいか、他のラケットとは異なる感触だった。しっかりとした打ち応えがあり、古き良きBSの硬派ラケットに、現在のパワーサポートを加えた感じ。コントロール性も良く、パッシングショットが気持ちいい。ボレーのコントロール性もなかなか。
●合わなかった点/もうちょっと軽ければいいなぁ……とは思うけど、重さあってのこの感触なのかな?とも思う。食い込まれたり、なんとか追いついてもフォローはしてくれないので、使いこなすのは難しい。
●適合タイプ/間違いなく中級者、それ以上モデル。200グラム台のラケットに慣れていない方、軽いラケットでは物足りないパワーとエネルギーがある方のほうが当然良さそう。

PROBEAM V-WR 2.65

●長所/重すぎず、軽すぎない適度な重量があり、かつ、食いつきも良くてスピンがかけやすい。パワーアシストは小さめだが、ほどほどにあり、ちょっとだけ助けてくれるという、心憎い設定。大き目のスイングをしていくと、非常に快適に使えるし、いいボールを作りやすいムード。
●合わなかった点/当初はどう使って良いか戸惑った。一見すると中厚なので、もっとパワーがあるのかなぁ、と思いきや、ある程度以上は振っていかないと、いいボールは作りにくい。楽はできるが横着はできないという感じかも。今風のラケットと言えそう。
●適合タイプ/ある程度本格的にテニスに取り組んでいる女性で、最近少し楽をしたくなってきた、という人にはきっと受け入れられやすいだろうと思う。振りさえすれば食いついてくれるので、コントロール性も悪くない。

PROBEAM V-WR 2.5

●長所/軽くて、楽だが、ある程度強振してもフレームが負けない頑丈さがあり、食いつきも良くてスピン性も高い。とても楽しくラリーができるラケットで、打感もしっかりしていて印象は悪くない。
●合わなかった点/特にない。軽さが仇になるかと思ったが、思った以上に許容範囲が広く、スイングで帳尻を合わせられるレベルに収まっている。気になる振動はなく、打感もマイルド系で、スピン性は高いし、コントロールも効く。出来のいい中厚。
●適合タイプ/ジュニア層から女性、男性なら中高年のベテランに向きそう。力の有り余っている男性には物足りないかも。ただ、なんちゃってロディックとかをやりたいなら、軽さのおかげでなんでもできるので、楽しくテニスができるのでは?

PROBEAM V-WR 2.35

●長所/これはもう、簡単楽ちんラケット。王道の厚ラケという印象。打感も良く、楽しくテニスができる。スピンもかかるし、特にスライスがかけやすい。振っても意外にコントロールが効き、できのいい今時の厚ラケという感じ。
●合わなかった点/特にない。こういうラケットで、楽しく週末を過ごすというのも悪くはないなぁ、と感じた。ただ、回転系の操作が楽なので、意地悪なテニスになりそうだが…。強いて欠点を探せば、新味はないという部分か。出来のいい厚ラケだが、それ以上の驚きはない。
●適合タイプ/ラケットにパワーを求める層。ラケットの性質上、シビアなコントロール性はないので、パワーで勝負するタイプという人なら、若い人でもいけるだろう。割と万人に向くと思う。厚ラケに抵抗感さえなければ、の話だが。

PROBEAM V-WI 3.0

●長所/スイングを大きく、そして強くすればするほど、ちゃんとボールが作れるという本格派。楽はあまりさせてもらえないし、スイートエリアも小さめだが、打感は良く、コントロール性も低くはない。スピン性はそこそこで、特筆するほどの高さはない。
●合わなかった点/しなやかさより、あくまでも堅牢なフレーム、というムードのラケットなので、遊びが少ないのがちょっと残念。曖昧さがなくてシャープ、と言えばいいが、固いという人もいるだろう。ガットで調節もできるだろうが、第一印象としてはちょっとキツイ。
●適合タイプ/ツアー系モデルと中厚の中間ぐらいの位置づけのラケットになるはず。ツアー系だと重さがネックだが、それなりのラケットが欲しいという層だろう。結論としてはジュニア層か、女性の本格派か?

PROBEAM V-WR 2.65

●長所/スピン系のスイングで振っていくのがとても楽で、ボールの食いつきも良く、しっかり回転がかかる。かつ、スライスとかボレーもキレがあり、特にボレーの弾きはかなり好感触。
●合わなかった点/つなぐスピンはいいが、攻めたいときに、振っている割にはボールが伸びていかない。イメージよりボールが面にくっついてしまう感じで、強打系のスピンは少しストレスがたまる。それ以外はよくまとまっていて、とてもいい。
●適合タイプ/ボールの威力で押そうというより、安定性とか、配球とかで戦うタイプ。コントロールはどのショットも総じていいし、ボレーもキレるので、ネットを絡めたオールラウンドな組み立てができる。

PROBEAM V-WR 2.5

●長所/2.65、2.35と同様、これもよくまとまっていて、前記2本の中間という味付けがよく出ている。基本的に全てのショットがオールマイティにこなせる。ボレーの弾きの良さは、V-WRシリーズ3本共通の長所だ。
●合わなかった点/どこが合わないというのはないが、ただ、ここが凄いという特別な個性もないので、やや物足りない。贅沢な要求か?
●適合タイプ/V-WRシリーズの3本はいかにも同系統という感じで性格が似ており、3本ともオールマイティな性能を持っている。あとは、どのくらい振りたいか、どのくらい楽したいかで、自分に合った重さを選べばいい。この2.5はまさしく中間的なポジション。

PROBEAM V-WR 2.35

●長所/状況に応じて多彩な使い方ができる。軽く振って伸びのあるフラットが打てるし、ワイパースイングすればしっかりボールを引っかけてスピンをかけられる。押し込まれたときに面を合わせれば、楽に威力のある返球も可能。ボレーの弾きも良く、かなり万能と言える。
●合わなかった点/唯一、スライスの制御が難しかった。楽に伸びのあるスライスを打てるのはいいのだが、反発力もあるから、ミスの確率も高くなってしまう。それ以外は、アベレージ層向けの軽量モデルとしてハイレベルな性能を有している。
●適合タイプ/アベレージ層を中心に幅広い。女性やシニアにもお勧め。ビギナーでももちろん使えるが、せっかく色んな使い方が可能なラケットなのだから、力はないけどテクニックはあるというレベルの人とか、持ち球の多い人に勧めたい。

PROBEAM V-WI 3.0

●長所/特別な長所は見つけられない代わりに、あらゆる面で平均的にまとまっているのは、長所だろう。飛び、スピン性能、打球感、振りやすさと、全てが普通。これだけ普通が揃うと、むしろ個性かも。あえて言えば、スライスの伸びが平均より良かった。
●合わなかった点/何か自分が武器にしているショットを、より効果的にしてくれるという部分がなかったので、その点では物足りないが、合わないというところはなかった。
●適合タイプ/オーソドックスなスタイルの人に合う。極端なヘビースピナーとか、タッチプレーヤーとか、超ハードヒッターとか、そういう個性的な人ではなく、すべてをそつなくこなす人に。ツアーモデルかと思いきや、随分優しいモデルなので、力はそれほどいらない。300gだからと警戒する必要はない。

PROBEAM V-WR 2.65

●長所/スピンはかけやすかった。スピンの強打よりもつなげるボールのほうが安定して打てた。スライスも結構打てたけど、ときどき浮いたりした。ボレーは打ちやすかったし、特にローボレーのネットミスが少なかったのはうれしい。
●合わなかった点/フラットで打とうとするとよくネットになってしまった。打球後に、面がかぶさりやすい気がする。打球感はずっしりとした重みを感じてちょっと苦手だった。少しでも振り遅れたり、身体に食い込んだりしたら、すぐミスにつながる。
●適合タイプ/ストロークよりもボレーの感触のほうが良かったので、ネットプレーが好きな人に合いそう。ストロークは、フラットで攻めるタイプよりも、スピンをかけて安全に打っていく人のほうがいいと思う。

PROBEAM V-WR 2.5

●長所/攻守のどちらでもいけるラケットだった。打球感が食い込む感じで、一番打ちたいように打てた。スピンもかけやすく、スピンで強打もつなぎも打てたし、高めのボールも強打できた。走ってやっと追いついたボールでも、振り切って打っていけた。
●合わなかった点/スピンよりも、フラットのコントロールはちょっと難しい。意識してしっかりと上に上げるようにしないとネットする。低いボールは特に、スピンをかけないとミスしやすかった。
●適合タイプ/打っていけるし、守ってもいけるから、ベースライナーにお勧め。重さの面でも苦にならず振り抜きやすいので、女性のストローカーにいいと思う。あとは、食いつく打球感が好きな人にも合いそう。

PROBEAM V-WR 2.35

●長所/これもスピンはかけやすい。低いボールにもスピンをかけやすく、ディフェンス能力は高いと感じた。当てただけでも返球できるのは楽したいときに助かる。ボレーは、ローボレーはネットミスが減ったし、ハイボレーでも、ラケットが軽いので、頭の上で操作しやすく決めやすかった。
●合わなかった点/フラットで強打しようとすると、飛びすぎでアウトしやすかった。それをコントロールするのはちょっと難しい。打球感は軽い感じで、すぐボールが離れるようで、ちょっと安心感がなかった。ラケットが軽くてときどき思ったより振れてしまい、サイドアウトした。
●適合タイプ/楽にテニスしたい人にいい。振ってスピンをかけても打てるし、当てるだけでもある程度は返球できるので、無理しないでテニスができる。決めのボレーよりもコースを突くようなボレーが打ちやすかったので、攻撃型よりも守備型の人に合うと思う。

PROBEAM V-WI 3.0

●長所/フラットで自分の打ちたいポイントで打てたときは、いいボールが行く。ボレーでも決めるボレーのキレはいいけど、つなぎのボレーとなるとカシャっとネットする。
●合わなかった点/重い感じはずっとするし、使っていると腕が疲れてくる。スイートエリアは狭くて、外すと腕にヒビくのは厳しい。強いボールに対しては、ブロックして返球できるけど、スイートエリアを外すとミスになる。しっかりと振っていかないと、飛ばない。
●適合タイプ/スイートエリアに当てられる確率が高く、しっかりと振っていける、上級者向けだと思う。特にフラットが好きな人には、当たったときの気持ちよさがあるので、良さそう。

PROBEAM V-WR 2.65

●長所/それなりにスピンがかかり、それなりに強打もでき、何を打っても及第点を与えることができるラケット。突出したものはないけれど、安定したラケット。
●合わなかった点/特にない。すごくいいというわけではなく、取り立てていいところがない。
●適合タイプ/打ちたい、回転をかけたい、など色々やりたい中級者向けのラケットではないか。

PROBEAM V-WR 2.5

●長所/特になし。もっと突出したものがあれば良かったんだが……。
●合わなかった点/すでにおとなしい2.65をさらにおとなしくさせた感じ。
●適合タイプ/2.65を越えるものはないので、なんとなくテニスをしたい人向けなのかしら…。イマイチわかりにくいラケット。

PROBEAM V-WR 2.35

●長所/厚ラケでお手軽に打つことができるが、なんとガシガシ打つことも可能。追い込まれても当てるだけで返すことが可能。
●合わなかった点/少し反発性が強いのが難点だった。飛びすぎるのでボレーでは当てるだけになってしまう。
●適合タイプ/単なる厚ラケではなく、オールマイティにこなせるすごいラケット。初心者がうまくなるまでずっと使っていける、お得なラケットだろう。

PROBEAM V-WI 3.0

●長所/ツアーモデルらしく、ハードヒットが可能な叩きがいのあるラケット。ボレーでも使い勝手が良く、オールラウンドに使いこなせる。
●合わなかった点/疲れてきたときに少しハードな感じが重荷になってしまった。
●適合タイプ/スイートエリアの狭さに勝つことができる、上級者向け。パワーのある選手ならガシガシ使えるラケットだろう。

PROBEAM V-WR 2.65

●長所/ラバーシステムは、ゴムが収縮して球をくわえ込むような感じに思えた。メーカーはその弾性力でボールを弾き返すと説明するが、実際にはやや違った印象。逆に粘らせる効果があって、このくわえ込む感じがとても良く、スピン性に大きく貢献していたように思う。
●合わなかった点/プロビームと呼ぶにふさわしいほどの安定感があったかと言えば、疑問符をつける。V-WRの中でも最もシビアな設定のラケットなのだから、もう少し飛びを抑えてコントロール性を高めるなどの工夫が、あってもいいのではないかなと思った。
●適合タイプ/レクリエーションという使い方もできようが、それよりは、スポーツとしてまじめにテニスに取り組みたい方にお勧め。特にスピンがよくかかるから、トップスピナーや、トップスピンの習得を目指そうという人には打ってつけだろう。

PROBEAM V-WR 2.5

●長所/軽さがかなりのメリットになり得ている、珍しいラケットだと思う。食い込まれても、リストワークの最後の一かきで何とかなるという操作性&安定性の高さには、正直驚いた。ボレーでも楽に威力を引き出せるし、非常に実用的な1本だと思えた。
●合わなかった点/軽いので乱暴に振り回しそうになるが、それさえ気をつければ非常に楽しいテニスができる。特筆すべき合わない点というのは、なかったように思えた。
●適合タイプ/「軽いに越したことはない。なおかつ安定性も欲しい」と望んでいた人にぜひトライしてもらいたいラケット。スタイルとしてはどちらかというとネット寄りだろうが、自分はベースラインからでも十分使えた。競技レベルは初級〜中上級まで幅広く適合しそうな守備範囲の広さを有している。

PROBEAM V-WR 2.35

●長所/軽くて楽といえば楽。当てて返す分にはいいだろう。ただし、振ろうとしたときにはどんなスイングだとマッチするのか、いろいろと試したが、結局最後までいい答えを見つけることはできなかった……。
●合わなかった点/これは2.5とは違って、軽さがあからさまに仇になった印象。パワー過剰で当てるだけしかできず、正直面白みに欠けるラケットに思えた。何だか軽すぎて振っている感じがしないという不満足感を覚えた次第だ。
●適合タイプ/軽くても振り回すことなく、スイングをしっかりと制御できる人なら、軽快なラケットワークを楽しめると思う。イメージとしてはフォアもスライスでスイスイとかわすお年を召されたテクニカルプレーヤーというのが想起された。あと、ネットを主な居所とするボレーヤーなどにはいいのではないか?

PROBEAM V-WI 3.0

●長所/ソリッドな感じがいかにも昔の「プロビーム」っぽい。ただ、使い勝手はさほど厳しいものではなく、案外普通に使えるラケットだった。安定性も「プロビーム」っぽいしっかり感が継承されていて、コントロールを重視するプレーヤーには大変好まれそう。
●合わなかった点/飛びやスピン性を高めようとする工夫が取り立ててされてはいないから、使用感は極めて普通。それが「プロビーム」らしさということになるのだろうが、今風のチューンされたラケットと比べてしまうと平凡な印象を持たざるを得ない。
●適合タイプ/使用感は普通すぎて面白みに欠けたが、この普通ぶりを気に入る人は、特に競技志向者には多そう。そういった人に試してもらいたい1本であるとともに、「昔のプロビームではもう疲れる」と嘆く体力の落ちてきたユーザーにもお勧めだ。