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ラケットfeelingインプレッション

ヤラセなし企画!
連載/第80回

 今月は話題の[K]ファクターシリーズから4本を取り上げる。分子間の結合力を高め、一層高密度化した新素材「カロファイトブラック」を全モデルに採用。中でも興味深いのは、やはりフェデラー使用の『[K]シックスワンツアー90』だ。新素材が面安定性を高め、打球時の面ブレやネジレを減少。それによるコントロール性能の向上は、あのフェデラーが満足するレベルだというから楽しみだ。
 122平方インチのフェイスで、シリーズ最高パワーを誇る『[K]ワン122』、中間層向けのオールラウンドモデル『[K]フォー112』も試打。この2本には、スイートエリアを広げ、ホールド感を高める「コネクター」が両翼に装備されている。最後はツアー系より少し優しいオールマイティモデル『[K]ゼンチーム103』をピックアップ。いずれも興味津々の4本だ。

[K] SIX.ONE TOUR 90 [K] ONE 122 [K] FOUR 112 [K] ZEN TEAM 103

[K]シックスワンツアー90

[K]ワン122

[K]フォー112

[K]ゼンチーム103

●価格/税込み36,750円(本体35,000円)
●フェイス面積/90平方インチ
●全長/27インチ
●平均重量/320g
●フレーム厚/17mm均一
●平均バランス/315mm
●ストリングパターン/16×19
●素材/カロファイトブラック+ケブラー
●グリップサイズ/2、3、4
●推奨テンション/50〜60ポンド(※今回はウイルソン『[K] Gut 16』を50ポンドで張り上げ)

●価格/税込み44,100円(本体42,000円)
●フェイス面積/122平方インチ
●全長/27.5インチ
●平均重量/250g
●フレーム厚/27〜30mm
●平均バランス/375mm
●ストリングパターン/16×19
●素材/カロファイトブラック
●グリップサイズ/1、2、3
●推奨テンション/50〜60ポンド(※今回はウイルソン『[K] Gut 16』を55ポンドで張り上げ)

●価格/税込み36,750円(本体35,000円)
●フェイス面積/112平方インチ
●全長/27.5インチ
●平均重量/259g
●フレーム厚/24〜29.5mm
●平均バランス/360mm
●ストリングパターン/16×20
●素材/カロファイトブラック+グラファイト
●グリップサイズ/1、2、3
●推奨テンション/53〜63ポンド(※今回はウイルソン『[K] Gut 16』を53ポンドで張り上げ)

●価格/税込み33,600円(本体32,000円)
●フェイス面積/103平方インチ
●全長/27.25インチ
●平均重量/270g
●フレーム厚/26mm均一
●平均バランス/335mm
●ストリングパターン/16×19
●素材/カロファイトブラック+グラファイト
●グリップサイズ/1、2、3
●推奨テンション/53〜63ポンド(※今回はウイルソン『[K] Gut 16』を53ポンドで張り上げ)

筋力:★★☆☆☆ 
技術レベル:★★★★☆
30代中盤女性。テニス歴14年。身長165cm。
女性としてはスイングが速いほうで、球質はナチュラルスピン系。ネットにも積極的に出る。コントロール性の高いトップライトモデルが好み。
筋力:★★★★☆ 
技術レベル:★★☆☆☆
30代中盤男性。テニス歴6年。身長170cm。
パワー志向のストローカーで、ボレーは苦手。とにかく振るのを身上にしている。イーブンからトップライトで、しなやかな打感のラケットが好み。
筋力:★★★☆☆ 
技術レベル:★★★★★
40歳間近の男性。テニス歴27年。身長165cm。
トップスピン主体のオールラウンダー。食いつき感があり、トップライト気味で、打感がマイルドなラケットが好み。パワーサポートも少し欲しい。
筋力:★★☆☆☆ 
技術レベル:★★★☆☆
30代前半女性。テニス歴10年。身長160cm。
ストローク主体だが、ボレーも練習中。攻撃的なストロークが打ちやすく、つかむような打感のラケットが好み。重いラケットは疲れるからパス。
筋力:★★★★☆
技術レベル:★★★★★
20代前半男性。テニス歴7年。身長175cm。
5月から加わった新人。専門学校のテニス科出身で、コーチ資格も持つ。多彩な球種やコースを駆使する技巧派。面の小さい競技系モデルが好き。
筋力:★★★☆☆ 
技術レベル:★★★☆☆
30代中盤男性。テニス歴16年。身長164cm。
厚い握りでフラット系のボールを打つストローカー。ボールが面にのめりこむような打感が好き。重めのラケットのほうがスイングが安定する。
[K] SIX.ONE TOUR 90

 

フェデラーモデルだから、絶対難しいに違いない!と思ったが、バランスが良いのでスイングしやすい。強振しなくても、ラケットにパワーがあり、ボールが飛ぶ。プロスタッフは、スイートスポットでないとボールが返らなかったが、これはそこまで敷居が高くない。プロモデルもここまで来たのだなぁという感じ。

 

しなりを感じながら打て、それでいて面ブレは少ない。打感もしなやかで、振り切って芯で打てたときは超快感。思ったほど重さを感じず、振りやすいのも良かった。非常に気に入ったが、普段MPサイズに慣れている僕には、いかんせん面が小さく、センターヒットの確率は4割程度か。今度は102か105を試したい。

[K] ONE 122

 

面安定性が高く、フレームパワーも相当あるので、非力な年配女性が面を作って弾くのに最適。逆に、結構食いつくからスピンでぐりぐり振るのもありだが、一番いけないのは中途反発に振ることで、それだと制御が利かなくなる。ボレーも当てるだけにすべき。ハンマー以来の高反発モデルの最進化版といった印象だ。

 

現時点における軽量デカ厚ラケの最高傑作級だと思う。パワーがあって無理せずスピードを出せる一方、スピンが利いて狙いも定めやすいという完成された1本。もちろんふかすこともあるが、これは使い手の力量次第。ちゃんと打てばこれほど満足いくボールが作れる厚ラケは、他メーカーを含めても珍しいと思う。

[K] FOUR 112

 

ONE同様に打球感はマイルド。当てるだけだと飛びが良くアウトしやすかったため、自分のスイングでコントロールしていくほうがいい。楽をするという選択枠がない分、頑張ってプレーしそう。でも、追い込まれた状態で打たされたときは、面ブレはなかったし、ラケットの反発とスイートエリアの広さに救われた。

 

ヒット作『n5』のフィーリングが喚起された。しっかりと食いついて、打っていて安心感があり、実際にショットも安定させやすい。メーカーが謳うオールラウンドモデルという位置づけで、間違いないと思われる。Kファクターの中では最も幅広く支持されそうだ。もちろん『n5』からの乗り換え組にも良さそう。

[K] ZEN TEAM 103

 

使いやすく、振り回しやすい今どきの中厚。打感がしっかりしていて、フレームはとても丈夫な感じ。楽しくテニスはできるが、楽ではない。ただ、性格的には中途半端な印象は否めず、がっつり打てるでもなく、合わせて運べるでもない特性に戸惑いもある。素性はいいので調整次第では化けるかもしれないが……。

 

かなり好感触。スペックはツアー系より優しい作りになっており、扱いやすい。トータルバランスも高く、スピンのかかった鋭いボールを打つこともできるし、スライスで粘ることもできる、オールラウンドな1本だ。ただ、当てていくタイプのラケットではないので、薄いグリップの方には少々きついかも。
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