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ラケットfeelingインプレッション

ヤラセなし企画!
連載/第91回

 バボラのベストセラーラケット『ピュアドライブ』にオーバーサイズが登場した。それに合わせて今回はバボラを試打。『ピュアドライブ110』は、その名の通りフェイス面積110平方インチのパワーラケットだ。シリーズ最軽量の280グラムで、グッと扱いやすさがアップしているという。その反発性と操作性をチェックしてみよう。
 続いてツアーモデルを2本。ゴンザレス使用の『ピュアストーム』と、杉田祐一が使う『ピュアストームツアー』だ。いずれも素材にカーボンエクストリームを採用し、フレーム剛性をアップ。『ツアー』の方がよりシビアなスペックで、名機『ピュアコントロール』の後継機とされている。
『アエロプロドライブ』は言わずと知れたナダルの愛機。空気を切り裂くフレーム形状が特徴だ。スピンスイングのしやすさを確かめてみよう。

PURE DRIVE 110 PURE STORM PURE STORM TOUR AERO PRO DRIVE

ピュアドライブ110

ピュアストーム

ピュアストームツアー

アエロプロドライブ

●価格/税込み33,600円(本体32,000円)
●フェイス面積/110平方インチ
●全長/27.5インチ
●平均重量/280g
●フレーム厚/27mm均一
●平均バランス/335mm
●ストリングパターン/16×20
●素材/グラファイト
●グリップサイズ/1・2
●推奨テンション/55〜62ポンド(※今回はバボラ『エクセル130』を一般向けに48ポンドと低く張り上げ)

●価格/税込み33,600円(本体32,000円)
●フェイス面積/98平方インチ
●全長/27インチ
●平均重量/295g
●フレーム厚/21mm均一
●平均バランス/325mm
●ストリングパターン/16×20
●素材/グラファイト+カーボンエクストリーム
●グリップサイズ/1・2・3
●推奨テンション/51〜57ポンド(※今回はバボラ『エクセル130』を52ポンドで張り上げ)

●価格/税込み34,650円(本体33,000円)
●フェイス面積/98平方インチ
●全長/27インチ(※27.5インチの+モデルもあり)
●平均重量/320g
●フレーム厚/21mm均一
●平均バランス/310mm
●ストリングパターン/16×20
●素材/グラファイト+カーボンエクストリーム
●グリップサイズ/1・2・3・4
●推奨テンション/55〜62ポンド(※今回はバボラ『エクセル130』を一般向けに52ポンドと低く張り上げ)

●価格/税込み35,700円(本体34,000円)
●フェイス面積/100平方インチ
●全長/27インチ(※27.5インチの+モデルもあり)
●平均重量/300g
●フレーム厚/22〜26mm
●平均バランス/320mm
●ストリングパターン/16×19
●素材/ハイモジュラスグラファイト
●グリップサイズ/1・2・3・4
●推奨テンション/55〜62ポンド(※今回はバボラ『エクセル130』を一般向けに52ポンドと低く張り上げ)

筋力:★★☆☆☆ 
技術レベル:★★★★☆
30代女性。テニス歴15年。身長165cm。女性としてはスイングが速いほうで、球質はナチュラルスピン系。コントロール性の高いトップライトのラケットが好み。
筋力:★★★★☆ 
技術レベル:★★☆☆☆
30代中盤男性。テニス歴7年。身長170cm。パワー志向のストローカーで、とにかく振るのが身上。イーブンからトップライトで、しなやかな打感のラケットが好み。
筋力:★★★☆☆ 
技術レベル:★★★★★
40代前半男性。テニス歴28年。身長165cm。トップスピン主体で、食いつき感を重視。肉体的に下り坂のため、パワーサポートも少し欲しい。ソフトな打感が好み。
筋力:★★☆☆☆ 
技術レベル:★★★☆☆
30代女性。テニス歴11年。身長160cm。フラット系の攻撃的なストロークが打ちやすく、つかむような打感のラケットが好み。重いラケットは疲れるからパス。
筋力:★★☆☆☆
技術レベル:★☆☆☆☆
50代中盤男性。身長168cm。テニスは20数年前の黄金ブームの頃にかじっただけのビギナー。サッカー、水泳をしているので足腰は割と丈夫。軽めのラケットを好む。
筋力:★★★☆☆ 
技術レベル:★★★☆☆
30代後半男性。テニス歴17年。身長164cm。厚い握りでフラット系のボールを打つストローカー。重めのラケットで、ボールが面にのめり込むような打感が好き。
筋力:★★★★☆
技術レベル:★★★★★
本名・平下博幸。20代男性。テニス歴6年。身長165cm。テニスワークスKei所属の新人コーチでフラット系のカウンターが得意。面ブレしないツアーモデルが好き。

PURE DRIVE 110

 

従来のピュアドライブに比べると軽めの設定で操作しやすい。今まで300gでトップヘビーが、私にとって重すぎる印象だったので、このくらいになれば実用的だ。振動吸収性が高く、カンカンとした金属的な響きもない。今まで重くてピュアドラを使えなかった人、女性や非力なプレーヤー向け。

 

打ったときに手に伝わる不快な振動はほとんどなく、物すごく楽にボールが飛ばせた。平均重量280gはとても軽く感じ、操作性に優れ、非力な人でも扱いやすいラケット。ただし、相手の打つボールにパワーやスピードがあると弾かれてしまい、ピンポイントのコントロールは難しかった。

PURE STORM

 

振り抜きやすくて、操作性がいいという印象。打ちづらいショットはないので気に入る人は多そう。剛打よりも、タイミングを合わせて鋭いボールを打ちたい人に合うと思う。ある程度腕力がある人なら問題ないと思うけど、私の場合は、もう少しパワーアシストがあれば、なおうれしかった。

 

確かに重量295gは重くないのだが、少しでもスイートエリアを外してしまうとフレームウェイト以上の重さを腕に感じた。逆にツボにハマればボールは鋭い弾道を描いてくれる。しっかりしたテクニックを持ったプレーヤーであれば、このラケットの“正直さ”は強い味方になってくれそうだ。

PURE STORM TOUR

 

はっきり言ってシングルス用のラケット。スペックほどの重さは感じないし、しなり感も素直で打感もいい。振った通りに飛び、重みで飛ばせる古風さもいい。楽はさせてもらえないし、咄嗟の取り回しは難しいという声もあるだろうが、シングルスでなら問題ない。男女の本格派に。

 

芯で捕らえたときの打球感はかなり気持ちよい。反面、少し外すと、重く、鈍く響く両極端。クリーンヒットできたときは抜群だが、その発現率が自分の場合は低いため、技量&力量不足を悟らせるラケットとなった。それにしても最近打った中では、稀に見る敷居の高いラケットのように感じた。

AERO PRO DRIVE

 

厚く握ってつぶすと重いボールが打てる。もちろん他のショットが悪いわけではないが、これがベストマッチだと改めて感じた。だからこのラケットを使うことで自然とナダルのプレーに近づく。とてもわかりやすい特徴なのだが、そういう商品は意外と少ない。ラケットが人を選ぶという感じ。

 

確かにアエロの一端は感じた。ワイパースイングがしやすく、スピンもかけやすい。ただ、パワーを与えてくれるラケットではないので、僕レベルの筋力だとスピンが伸びない。パワーは自分で加えるラケット。もっと力のある人が使えば、伸びも出るのかもしれない。安定感は高かった。
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